俳句の風景

写真と自作の俳句を掲載しています。

大晦日

2015-12-31 | 俳句・冬・時候




大年の日に一礼をしたりけり



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十二月の末日。







「つごもり」は「月隠(つきごもり)」の略。

月の末日の意味。







一年の終りであるため、大をつけ大晦日、大つごもりという。







大年の日が傾いて輝いていた。

今年一年の無事を感謝し、太陽に一礼した。






買物も納めとなりぬ大晦日



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小晦日

2015-12-30 | 俳句・冬・時候




雲の果富士暮れてゆく小晦日



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大晦日の前日をいう。

陽暦では十二月三十日。

今年もあと一日といった感慨に浸る日。







黒い雲が出ていたその果てに富士山が薄墨色に見えた。

小晦日も暮れようとしていた。






新宿のビルを遠目に小晦日



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年の暮

2015-12-29 | 俳句・冬・時候




ウインドー前に人ゐて年の暮



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一年の終りで、十二月も押しつまった頃をいう。

街は歳末売出しで賑わい、家庭では新年を迎える用意に追

われる。







街では車の往来も多く、しばしば渋滞が発生する。







人出も多く、人々はせわしなく歩いている。

そんな中、ウインドーの前で立ち止まって見ている人もいた。






歳晩の街を夫婦と乳母車



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鳰(かいつぶり)

2015-12-28 | 俳句・冬・動物




水滴を嘴につけかいつぶり



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カイツブリ科の水鳥。

鳩よりやや小さい。

水中に潜って魚を獲ることを得意とする。







池に一羽の鳰がいた。

潜って浮かび上がった鳰は嘴に水滴をつけていた。







水面に出たと思うとまたすぐに潜ってしまった。






三間は離れて浮かび鳰




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冬木の桜

2015-12-27 | 俳句・冬・植物




とんがりビル見えて冬木の桜かな



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桜紅葉が散りつくし、一枚の葉もなくなって枯姿となった桜を

いう。

「冬桜」とは異なる。







園内に冬木の桜があちこちで見られた。

その向こうには新宿のとんがったビルが望まれた。







枯木となった桜は美しく、雄々しい。







夕暮のシルエットとなった冬木の桜もまた捨てがたい。






夕鴉翔けて冬木の桜かな



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