俳句の風景

写真と自作の俳句を掲載しています。

枝垂桜

2023-03-31 | 俳句・春・植物

 

 

小学校正門の糸ざくらかな

 

 

 

 

 

 

バラ科の落葉小高木。

江戸彼岸から作られた園芸品種。

枝が長く伸びて垂れたようになる桜のことをいう。

 

 

 

 

 

 

三月下旬~四月頃、葉に先立って細く垂れた枝に淡紅色の花をつける。

花色は白色もあり、八重咲きのものもある。

糸桜ともいう。

 

 

 

 

 

 

神社などの境内や庭園に植えられることが多い。

祇園や平安神宮の紅枝垂桜や三春の滝桜などが有名。

 

 

 

 

 

 

ある小学校の正門脇に枝垂桜が満開となっていた。

見上げると青空に美しく映えていた。

 

 

 

 

 

やうやくに晴れたるしだれざくらかな

 

 

 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

夕桜

2023-03-30 | 俳句・春・植物

 

 

川沿ひの人の行き来や夕桜

 

 

 

 

 

 

桜は開花の初めから散り尽くすまで、人々は見上げてその美しさを楽しむ。

 

 

 

 

 

 

そのため、一日の内でも、朝桜、夕桜、夜桜とその時々を楽しむ。

 

 

 

 

 

 

夕桜は夕方に眺める桜をいう。

やはり、晴れていて夕日の当たっている桜が夕桜らしい。

 

 

 

 

 

 

川沿いの桜が夕桜となっていた。

その下を犬を連れて歩く人や走るがいた。

 

 

 

 

 

散策に思はぬ時や夕桜

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

桃の花

2023-03-29 | 俳句・春・植物

 

 

桃咲いて明るくなりし散策路

 

 

 

 

 

 

バラ科の落葉小高木。

中国原産。

 

 

 

 

 

 

三月中旬~四月、真っ直ぐな枝に桃色の花を密集してつける。

花は梅や桜よりも色が濃く、一回り大きい。

 

 

 

 

 

 

観賞用の花桃には八重や白、緋、紅白咲き分けの源平もある。

 

 

 

 

 

 

いつも歩いている散策路に桃の花が咲いていた。

一気に明るくなったように感じた。

 

 

 

 

 

人間も不思議源平桃を見て

 

 

 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2023-03-28 | 俳句・春・植物

 

 

予報なき晴れとなりたる桜かな

 

 

 

 

 

 

バラ科の落葉高木。

日本の国花。

 

 

 

 

 

 

自生種・園芸種を含めて数百種類ある。

 

 

 

 

 

 

現在全国に広まっているのは染井吉野。

明治初期に東京の染井村で人工交配により作られた。

桜の開花宣言も桜前線も染井吉野を基準にする。

 

 

 

 

 

 

今日一日天気予報は曇となっていた。

ところが、歩いていると雲が切れ、次第に青空が広がってきた。

桜の花が日を浴びて青空に美しく映えた。

 

 

 

 

 

マレットゴルフ桜に向かひ打つてをり

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

花曇

2023-03-27 | 俳句・春・天文

 

 

スマホもて子を撮る母や花曇

 

 

 

 

 

 

花が咲く頃の曇り空をいう。

 

 

 

 

 

 

この頃は、日本列島を前線が通過して小さな低気圧が発生しやすくなるため、天気が不安定となる。

大きく崩れはしないが、すっきりしない空模様の日が続く。

 

 

 

 

 

 

「養花天」も同じ意味で、漢語的な表現である。

 

 

 

 

 

 

桜が満開となったが、生憎の花曇であった。

それでも、幼子を連れた母親は、スマホでわが子を撮っていた。

 

 

 

 

 

自転車の下校学生養花天

 

 

 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする