俳句の風景

写真と自作の俳句を掲載しています。

黄菖蒲

2016-05-31 | 俳句・夏・植物




小流れのあれば黄菖蒲そこここに



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アヤメ科の多年草。

地中海沿岸地方原産。

日本には明治年間に渡来し、湿地に観賞用に植え、また各

地の水辺に野生化している。







五月頃、あやめに似た黄色の花を数個つける。







田に水を引く溝や小流れがあると、その流れに沿ってあちら

こちらに黄菖蒲が咲いていた。

日向に咲くもの、日陰に咲くものとそれぞれ趣を異にしてい

た。






黄菖蒲の裾の小流れ煌めきぬ



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えごの花

2016-05-30 | 俳句・夏・植物




城山へ日の傾きぬえごの花



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エゴノキ科の落葉高木。

山野に自生するが、庭園などにも植えられる。







五~六月頃、白い五弁花が長い柄の先に垂れ下がってつく。

実は卵形で。その果皮にはえぐみのもとであるサポニンがあ

り、口にするとえごいところからこの名がついたとされる。







城跡のある山に日が傾いた。

その最後の日を受け、えごの花が多数咲いてた。






えご散つて水面賑やかとはなりぬ



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柘榴の花

2016-05-29 | 俳句・夏・植物




かっと照る天地の間の花柘榴



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ザクロ科の小高木。

南西アジア原産。

庭木として植えられる。







五~六月頃、新枝に朱赤色で皺のある六弁花を数個つける。

秋に果実が熟すと裂け、淡紅色の種子を多数出す。

種皮は甘酸っぱく、生食するほか果実酒や清涼飲料の原料

にもなる。







夏の日がかっと照りつけていた。

柘榴の真っ赤な花が天地の間で目立っていた。






花柘榴ほまち畑の片隅に



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青蔦

2016-05-28 | 俳句・夏・植物




青蔦や声して鳥の名は知らず



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ブドウ科の落葉蔓性木本。

日本、朝鮮半島、中国に自生する。

夏に蔦が緑に茂ったものを「青蔦」という。

木の幹、家や学校の壁、塀などに、巻きひげの先端の吸盤

で張りつく。







樹木の幹に青蔦が絡みついていた。

そんな林に頻りに鳴く鳥がいたが、何という鳥かはわからな

かった。






カリヨンの音の届きけり蔦青葉



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十薬

2016-05-27 | 俳句・夏・植物




十薬も野草の径の一野草



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ドクダミ科の多年草。

日陰の草地や暗い山林の下などに群生する。






五~六月頃、淡黄色の小さな花を穂状につける。

穂の下の白い花弁のように見えるのは総苞片で、十字形に

つく。







野草の径というのがあり、様々な野草が植わっていた。

その中に自然に生えたのか十薬もあり、花をつけていた。






軒下にどくだみ干せしこともあり



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