俳句の風景

写真と自作の俳句を掲載しています。

夏の川

2024-07-22 | 俳句・夏・地理

 

 

散策に清しき音や夏の川

 

 

 

 

 

 

夏の川は、時期や場所により様々に表情を変える。

 

 

 

 

 

 

梅雨の時期に水嵩を増した川、盛夏になって水嵩が減り河原が広くなった川、山峡を涼しく流れる川、釣や水遊びをしている川など、趣は様々である。

 

 

 

 

 

 

ただ、夏の川という場合は、梅雨時の濁った川よりも盛夏の涼し気な川を本意としたい。 

 

 

 

 

 

 

川沿いを歩いていると、夏の川は通常より少し水嵩を増して清々しい音を立てていた。

その瀬音を聞くのが好きである。

 

 

 

 

 

夏川の群れを離れし鯉一尾

 

 

 

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夏の潮

2024-06-22 | 俳句・夏・地理

東京湾

 

 

夏潮の散らばる船に寄せゐたり

 

 

 

横浜・八景島シーパラダイス サーフコースター リヴァイアサン

 

 

 

夏の潮流のことをいう。

 

 

 

野島公園展望台

 

 

 

夏の日差しが眩しく、潮流の色は明るい。

 

 

 

海の公園

 

 

 

初夏、梅雨の最中、梅雨明け後と海は表情を変える。

 

 

 

 

 

 

展望台から見ると、東京湾には大小の船が散らばっていた。

その船に夏潮が寄せてきていた。

 

 

 

 

 

夏潮に水脈曳きくるは漁船らし

 

 

 

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夏の川

2023-07-12 | 俳句・夏・地理

 

 

音を聞くことを楽しみ夏の川

 

 

 

 

 

 

暑い夏に流れる涼し気な川をいう。

 

 

 

 

 

 

夏の川はさまざまな表情をみせる。

 

 

 

 

 

 

盛夏になって水量が減り河原が広くなった川、山峡を涼しく流れる川、子供たちが水浴びをしている川と、趣はさまざま。

 

 

 

 

 

 

夏の川の瀬音は涼し気である。

その音を聞くために川にきて楽しんだ。

 

 

 

 

 

夏川を眺めつつ水飲みにけり

 

 

 

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雪解富士

2022-05-31 | 俳句・夏・地理




眼下にす雲の上なる雪解富士




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夏になると雪を抱いていた富士山は雪解けが始まる。







その雪解けの状態の富士山をいう。







静岡県側と山梨県側では、その様相を異にする。







前者がなだらかな裾野をもっているのに対し、後者は

急峻で、ときには雪解けが鉄砲水となるなど荒々しい

姿を見せる。







鹿児島行きの飛行機に乗ると、右手の近くに雲から頭

を出す富士山が見えてきた。

富士はほとんど雪解けしていた。






遠けれど果して雄々し雪解富士




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秋の浜

2021-09-11 | 俳句・夏・地理




空高く鳶の舞ふのみ秋の浜




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海の家や店がなくなった浜辺は、夏の賑わいの後

だけにさびれた感じが一層濃い。







人影も少なく、秋の浜は元に戻ったような静かな表情

を見せている。







広い秋の浜には足跡だけが無数に残っている。







人けのない浜には白波が打ち寄せるばかりである。







人の少なくなった秋の浜には、鳶が空高く舞うのみ

であった。






佇める一家族ゐて秋渚




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