俳句の風景

写真と自作の俳句を掲載しています。

春日和

2022-02-28 | 俳句・春・天文




春日和堤を歩ききたりけり




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春の上天気をいう。







穏やかに晴れ渡り、吹く風も心地よく、気温は上昇、

こころも和むような日である。







秋日和のように長くは続かないので、それだけに

有難さも大きい。







そんな日は、人々は外に出て春の到来を楽しむ。







穏やかな春の日和となった。

気持ちがよいので、川堤を歩いて遠くまでやってきた。






自転車の畑に二台春日和




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剪定

2022-02-27 | 俳句・春・人事




剪定の男掛け声かけ合ひぬ




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剪定は、果樹の開花、結実をよくするためのものと、

観賞用の花木や庭木に行うものとに大別される。







芽が出る前に、伸び過ぎた小枝や枯枝を除き、風通し

や日当たりをよくする。







剪定の鋏の音も春らしい感じがする。







剪定は数人で行うことが多く、最近は女性も混じって

いることがある。







銀杏の木を剪定している男がいた。

下にいる人と声を掛け合っていた。






剪定を終へたる寺の木なりけり




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春の水

2022-02-26 | 俳句・春・地理




切株の脇を流れて春の水




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春は雪解けなどで川や湖などの水嵩が増す。







冬涸れのあとだけに、豊かな水は煌めいて

眩しさを感じさせる。







春は水の表情からやってくる。







水の春は、水の美しい春をたたえていう。







散策路沿いに切株があった。

そのすぐ脇を春の水が流れていた。






春水に少女二人の近づきぬ




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紅梅

2022-02-25 | 俳句・春・植物




紅梅や恋文書きしことなくて




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紅色の花をつける梅のことをいう。







花の色は艶やかである。







白梅に比べると若々しい華やぎがある。







花期は一般的に白梅より少し遅いとされる。







歩いていると農家の庭隅に紅梅が咲いていた。

その艶やかさに、恋文というものを書いたことがない

なあと思うに至った。






森の道抜けて紅梅明りかな




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冴返る

2022-02-24 | 俳句・春・時候




冴返る菜園に人少しゐて




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春先、少し暖かくなりかけたと思うと、また寒さが戻って

くることをいう。







「冴ゆ」は、光、音、色などが澄むという意味があり、

寒さでも冷えが伴う冬の季語。







「冴返る」の寒さにもそのような感じがある。







再びの寒気によって、心身の澄み渡るような感覚が

呼び覚まされる。







春になったと思ったら北風が吹き、寒さがぶり返してきた。

菜園には少しの人が働いていた。






冴返るマレットゴルフ人群れて




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