俳句の風景

写真と自作の俳句を掲載しています。

2017-08-31 | 俳句・秋・植物




緑濃き苔に出でたる茸かな



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大型の菌類の俗称。







木陰の腐葉土や朽ち木などに生え、多くは傘状で裏に多数

の胞子ができる。







食用部分は胞子を作るための子実態。







松茸、初茸、椎茸のように食用になるものもあるが、有毒な

ものもあり、見分けが難しい。







美しい苔が生えているところがあった。

そこに白い茸が生え出ていた。






林間の茸採らずに歩きけり



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水引の花

2017-08-30 | 俳句・秋・植物




水引の花を林の帰りにも



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タデ科の多年草。

山野の林縁などに自生するほか、観賞用に庭に植栽もさ

れる。







八月頃、細長い花軸を伸ばし、赤い小花を無数につける。

白花の銀水引、紅白の混じった御所水引などがある。







雑木林の入口あたりに水引が花をつけていた。

行きに見つけ、林を散策した帰りにもその赤い花を愛でた。






水引草つんと伸びゐて夕日かな



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パンパスグラス

2017-08-29 | 俳句・秋・植物




異国めくパンパスグラス並び立ち



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イネ科の多年草。

アルゼンチン原産。

日本には明治中頃に渡来した。







和名を白金葦ともいう。







秋、巨大な芒のような花穂をつける。

花穂は白く立派なため庭園に観賞用として植えられる。

また、この穂は乾燥させて装飾用に用いられる。

季語とはなっていないが、日本でも公園や庭園でよく見られる

ので、試しに作句してみた。







大きなパンパスグラスが公園に並び立っていた。

その景色は、どこか異国めいていた。






顔撫でてみたし白金葦の穂で



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残暑

2017-08-28 | 俳句・秋・時候




郵便を出して残暑の畑道



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立秋を過ぎた後まで残る暑さをいう。

秋といっても結構厳しい暑さの場合もある。







郵便を出した後、帰りは遠回りをして畑道を歩いた。

久しぶりに日が照り、残暑を感じた。






秋暑し畑に農夫の影なくて



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大毛蓼

2017-08-27 | 俳句・秋・植物




少年の一輪車来て大毛蓼



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タデ科の一年草。

アジア原産。

江戸時代に輸入され、観賞用として栽培される。







秋、淡紅色の小さな花が集まって細長い花穂をなす。







少年が一輪車を上手に操ってやってきた。

背の高い大毛蓼の下を通って行った。







大毛蓼猫が隠れてゐたりけり



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