雲一つなき芒種なり歩かむか
二十四節季の一つで、陽暦六月六日頃に当たる。
今年は六月五日。
芒(のぎ)のある穀物、すなわち稲を植えることをいう。
この頃から田植が始まり、天候は梅雨めいてくる。
芒種の日、雲一つなく晴れ渡った。
この時期、めったにない晴間なので、外へ出て歩こうかと思った。
長椅子に風を受くるも芒種かな
雲一つなき芒種なり歩かむか
二十四節季の一つで、陽暦六月六日頃に当たる。
今年は六月五日。
芒(のぎ)のある穀物、すなわち稲を植えることをいう。
この頃から田植が始まり、天候は梅雨めいてくる。
芒種の日、雲一つなく晴れ渡った。
この時期、めったにない晴間なので、外へ出て歩こうかと思った。
長椅子に風を受くるも芒種かな
菜園を見つつ歩ける立夏かな
二十四節季の一つで、太陽の黄経が四五度の時。
陽暦五月五日頃にあたる。
日本列島は南北に細長いため、地域により夏の到来を実感する時期に大きな隔たりがある。
しかし、暦の上ではこの日から夏が始まるため、活気に満ちた季節の到来を感じさせる。
立夏の今日、菜園には晴れたもとに数人の人が畑作業をしていた。
それを見ながら周りを歩いた。
夏に入る森の木洩れ日拾ひつつ
白雲の多く浮かべり今朝の秋
二十四節気の一つで、八月七日頃に当たる。
暦の上ではこの日から秋に入るが、実際にはまだ暑さが厳しい。
しかし朝夕などは、ふとしたときに秋の気配を感じることがある。
立秋の朝となった。
外に出ると、空には白雲が多く浮かんでいた。
立秋や野暮用一つバスに乗り
雲間より覗く青空秋近し
秋も間近ということ。
夏も終わりに近づくと、どことなく秋に近いことを感じる。
酷暑にあえいだ後だけに、秋を待つ心持はひとしおである。
曇っていたが、雲が割れてそこから青空が覗いた。
秋が近いことを感じた。
広き畑農夫ひとりや秋隣
梅雨明や対岸歩く人のゐて
梅雨が明けることをいう。
梅雨あがる、梅雨の後ともいう。
暦の上では入梅から三十日後とされるが、実際には地域やその年の状況によって異なる。
平年は、七月下旬までに全国で梅雨が明ける。
雷鳴が轟くと梅雨が明けるともいわれる。
関東甲信と東海は今日梅雨が明けたと気象庁から発表があった。
気温も36度となり、川堤を歩く人はほとんどいなかったが、対岸を歩く人が一人いた。
冷麺にのするベーコン梅雨明けぬ