![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/21/d8/a684ca37f137b8fe3bcaf041e35cd8d5.jpg)
山吹や点り初めたる常夜燈
![にほんブログ村 ポエムブログ 俳句へ](http://poem.blogmura.com/haiku/img/haiku88_31.gif)
![](http://image.with2.net/img/banner/banner_22.gif)
山吹は、山の谷間で枝が風に揺れ動くさまから「山振」と呼
ばれたのが語源とされている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/08/18/6e18109fd1a9c57e52cd121f043ce3d5.jpg)
京都の松尾大社(まつのおたいしゃ)に夕方詣でた。
赤い大鳥居の上部に乾びた枝が垂れ下がっていたが、これ
は「脇勧請(わきかんじょう)」と呼ばれるもので、鳥居の原始
形式を示すものという。
十二の榊の束があり、月々の農作物の出来具合を占ったと
いう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2b/74/18cb2429bc1324d65915f7940accc2aa.jpg)
山門をくぐると小流れがあり、その両側に八重山吹が奥まで
連なって咲き乱れていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6f/72/4fb192acf50dbca53cf094a23e248365.jpg)
境内にはほとんど人の姿は見られなかった。
ただ少女が一人、しゃもじの形をした絵馬に恋の願い事を真
剣な表情で書いていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5c/1f/4f836e4856e8e1191f0d1e3dfe1d1bc7.jpg)
次第に暗くなってきたので、常夜燈が点り始めた。
近くの八重山吹が一層艶やかさを増した。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/72/fb/bd2ae6e02d0c7e12a7928e972a352aeb.jpg)
絵馬に書く少女の願ひ濃山吹
![にほんブログ村 ポエムブログ 俳句へ](http://poem.blogmura.com/haiku/img/haiku88_31.gif)
![](http://image.with2.net/img/banner/banner_22.gif)