俳句の風景

写真と自作の俳句を掲載しています。

風船葛

2024-08-24 | 俳句・秋・植物

 

 

風船葛夕日受けをり川堤

 

 

 

 

 

 

ムクロジ科の蔓性多年草。

栽培種は一年草。

 

 

 

 

 

 

七月頃、白色の小花をつけ、次々と中空の風船のような緑色の果実となる。

 

 

 

 

 

 

果皮が褐色になる頃、熟した小さな円い黒色の実には、ハート形の白斑がある。

 

 

 

 

 

 

川堤を歩いていると風船葛が沢山垂れ下がっていた。

風船葛は夕日をたっぷりと受けていた。

 

 

 

 

 

風なくば揺らし風船葛かな

 

 

 

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芙蓉

2024-08-23 | 俳句・秋・植物

 

 

芙蓉より歩く力を貰ひけり

 

 

 

 

 

 

アオイ科の落葉低木。

中国・日本南西部原産。

暖地では自生するものもあるが、主として庭園などに植えられる。

 

 

 

 

 

 

初秋の頃の朝、淡紅色の五弁花を開き夕方にしぼむ。

 

 

 

 

 

 

観賞用に白芙蓉、紅芙蓉、八重咲き芙蓉、酔芙蓉などがある。

 

 

 

 

 

 

芙蓉が綺麗に咲いていた。

その明るさを見て、歩く力を貰った。

 

 

 

 

 

紅芙蓉見てゐてバスを逃しけり

 

 

 

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西瓜

2024-08-22 | 俳句・秋・植物

 

 

祀らるる地蔵の西瓜畑かな

 

 

 

 

 

 

ウリ科の蔓性一年草。

熱帯アフリカ原産。

「西瓜」といえば、その果実をさす。

 

 

 

 

 

 

夏から秋にかけての代表的な果菜。

 

 

 

 

 

 

果実は球形または楕円形で大きく、果皮には多く縞模様がある。

果肉は赤色が普通で、まれに黄色がある。

最近では形や果皮の色、大きさなどが多種多様になっている。

 

 

 

 

 

 

一角に地蔵が祀られている西瓜畑があった。

いくつかの西瓜がごろんと残っていた。

 

 

 

 

 

西瓜切る夕暮少し早くなり

 

 

 

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茘枝(れいし)

2024-08-21 | 俳句・秋・植物

 

 

食べごろと思ふ畑の茘枝かな

 

 

 

 

 

 

ウリ科の蔓性一年草。

蔓茘枝の実をいう。

インド原産。

江戸時代に中国から渡来した。

 

 

 

 

 

 

果実は長楕円形で緑色、表面に疣がある。

未熟果を食用にする。

やや苦味があるので、苦瓜とも呼ばれる。

沖縄で油炒め、豆腐とのチャンプル料理などとして好んで食べられる。

ゴーヤーともいい、現在では全国的に普及している。

 

 

 

 

 

 

充分に成熟すると黄変し、裂開して中は赤色を呈する。

 

 

 

 

 

 

畑に茘枝が生っていた。

緑色で、丁度食べごろと思った。

 

 

 

 

 

苦瓜や沖縄の旅遥かにて

 

 

 

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残暑

2024-08-20 | 俳句・秋・時候

 

 

トラックに測量士ゐる残暑かな

 

 

 

 

 

 

立秋を過ぎてもなお残る暑さのことをいう。

 

 

 

 

 

 

厳しい暑さは八月から九月の中旬頃まで続く。

 

 

 

 

 

 

夏の暑さとはまた違い、この暑さがいつまで続くのかというやりきれないものがある。

 

 

 

 

 

 

グラウンドのトラックに測量士が入って測量をしていた。

気温が高く、厳しい残暑であった。

 

 

 

 

 

秋暑しマレットゴルフ一人ゐて

 

 

 

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