俳句の風景

写真と自作の俳句を掲載しています。

楊梅(やまもも)

2023-06-30 | 俳句・夏・植物

 

 

楊梅を見るが楽しみ川堤

 

 

 

 

 

 

ヤマモモ科の常緑高木。

暖地に自生する。

雌雄異株。

 

 

 

 

 

 

四月頃花が咲き、六月頃実が暗紅紫色に熟す。

直径一~二センチの球形で、甘酸っぱい。

 

 

 

 

 

 

実は生食のほか、ジャムや果実酒に利用される。

 

 

 

 

 

 

川堤を歩いていると、楊梅が生っていた。

その後、ここを通るたび、色づくのを見るのが楽しみになった。

 

 

 

 

 

楊梅の鈴生りどれも届かざる

 

 

 

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合歓の花

2023-06-29 | 俳句・夏・植物

 

 

木洩れ日の花合歓に差す夕べかな

 

 

 

 

 

 

マメ科の落葉高木。

川原や里近くに自生する。

 

 

 

 

 

 

六~七月頃、夕暮近く、淡紅色の長い雄蕊の花をつけ、紅刷毛のようで美しい。

 

 

 

 

 

 

葉は非常に多数の小葉からなり、この小葉が閉じて眠るので、この名がある。

 

 

 

 

 

 

合歓の花が咲いていた。

木の間から夕日が差して合歓の花にあたり、鮮やかな色になった。

 

 

 

 

 

学生の帰る堤や合歓の花

 

 

 

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若竹

2023-06-28 | 俳句・夏・植物

 

 

若竹の一気に高し風受けて

 

 

 

 

 

 

その年に生え出た竹をいう。

「今年竹」ともいう。

 

 

 

 

 

 

皮を脱いだ筍はたちまち成長して、青い幹を伸ばし、緑色の若葉を広げる。

 

 

 

 

 

 

若竹のみずみずしい緑は、竹林の中でもすぐにそれと分かるほどである。

 

 

 

 

 

 

若竹が生えたと思ったら、あっという間に高いところまで成長した。

そして、早くも風を受けて揺れていた。

 

 

 

 

 

坂道を下る自転車今年竹

 

 

 

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南天の花

2023-06-27 | 俳句・夏・植物

 

 

南天の花用水の水豊か

 

 

 

 

 

 

メギ科の常緑低木。

インドおよび中国原産。

暖地に自生し、また難を転ずる、火災を避けるといわれる縁起のよい木として庭に植えられる。

 

 

 

 

 

 

六月頃、白い六弁花を円錐状につける。

 

 

 

 

 

 

冬に熟す赤い実は、正月飾りとして用いられる。

 

 

 

 

 

 

用水には水が豊かに流れていた。

その用水沿いに南天の花が満開になっていた。

 

 

 

 

 

花南天わが道を行くほかはなし

 

 

 

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木苺

2023-06-26 | 俳句・夏・植物

 

 

バス停の傍の木苺熟れてをり

 

 

 

 

 

 

バラ科の落葉低木。

山野に自生する。

紅葉苺、梶苺、深山苺など多くの種類がある。

 

 

 

 

 

 

四月頃小さな白い五弁花をつけ、五~六月頃、黄色または紅色に熟す。

 

 

 

 

 

 

そのまま食することもあるが、ジャムや苺酒にすることもある。

 

 

 

 

 

 

バス停のすぐ傍に木苺の実が生っていた。

実は赤く熟れていた。

 

 

 

 

 

木苺を食めば少年なりし頃

 

 

 

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