俳句の風景

写真と自作の俳句を掲載しています。

冬晴

2016-11-30 | 俳句・冬・天文




冬晴や空の青より池の碧



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冬の季節の冴えわたった晴天をいう。







冬晴に恵まれると、その抜けるような空の青さから気持ち

にも張りが出る。







冬の時節、太平洋側ではからりと晴れる日が多い。







日本庭園の木橋の上も冬晴となっていた。







一日中冬晴となった。

空が青いのはもちろんだが、池は空よりも碧が深かった。






話し相手ゐる仕合せや冬日和



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銀杏落葉

2016-11-29 | 俳句・冬・植物




銀杏落葉踏みたかりしが遅かりし



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イチョウ科の落葉高木。







銀杏落葉が絨毯のように敷いた上を歩くのはかさかさと音

がして気持ちのよいものである。







そう願ってきたが、銀杏の葉は大方散って、葉は古くなって

しんなりとしてしまっていた。

来るのが少し遅かったのだ。






昼の日の当たつて銀杏落葉かな



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冬菊

2016-11-28 | 俳句・冬・植物




冬菊にひかり溢るる旅の朝



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キク科の多年草。

普通種の遅咲きのものをいう。







油菊の園芸品種である寒菊とは別のもの。







始めて訪れた土地の道端に冬菊が咲いていた。

冬菊には朝日が溢れていた。






冬菊やシチュー温め直しして



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冬の暮

2016-11-27 | 俳句・冬・時候




チャイコフスキーの「悲愴」を聴きて冬の暮



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冬の夕方をいう。







「短日」比べると、「冬の暮」はその暮れ方の情景に重点を

置いた空間的な印象が濃いといえる。







冬の夕暮はチャイコフスキーの交響曲第6番「悲愴」がよく

似合う。

この曲を聴きながら日の沈むのを眺めていた。







銀座の冬の暮は全く趣が異なる。







ビルをデコレーションした店舗もあり、人通りと花やぎがある。






銀ぶらといふ語も古りぬ冬の暮



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冬の水

2016-11-26 | 俳句・冬・地理




もう一つ影の世界や冬の水



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冬に入ると水の動きも鈍くなり、静まり返る。







小流れも止まったように見える。







透徹した冬の水は木々の影をはっきりと映し、水の中に別

世界があるように思われた。






亀のゐて安らぐごとし冬の水



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