俳句の風景

写真と自作の俳句を掲載しています。

松の花

2023-04-30 | 俳句・春・植物

 

 

半時の小雨の止みぬ松の花

 

 

 

 

 

 

マツ科の常緑高木。

雌雄同株。

 

 

 

 

 

 

四~五月頃、新芽の先端に二、三個の雌花がつき、その下に薄茶色の雄花が密生する。

 

 

 

 

 

 

風媒花で、雄花は多量の花粉を飛ばし、雌花は秋に松笠となる。

 

 

 

 

 

 

一時間ほど小雨が降ったが、それも止んだ。

松の花が今にも花粉を飛ばそうとしていた。

 

 

 

 

 

曲り道多き緑道松の花

 

 

 

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チューリップ

2023-04-29 | 俳句・春・植物

 

 

端正に媼咲かせてチューリップ

 

 

 

 

 

 

ユリ科の球根植物。

小アジア原産。

西欧、特にオランダで品種改良され、日本には江戸時代後期に渡来した。

 

 

 

 

 

 

四月頃、地下の鱗茎から三〇~五〇センチほどの茎を伸ばし、頂に六弁の釣鐘型の花をつける。

 

 

 

 

 

 

花の色は赤、白、黄、桃、黒紫や絞りなど多彩。

八重咲き、フリル状、枝咲きなどがある。

 

 

 

 

 

 

庭の花々を媼が端正に育てていた。

チューリップもその一つで、綺麗に咲いていた。

 

 

 

 

 

チューリップ川沿ひの道灯しをり

 

 

 

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芝桜

2023-04-28 | 俳句・春・植物

 

 

芝桜川の夕日を眩しみて

 

 

 

 

 

 

ハナシノブ科の多年草。

北アメリカ原産。

 

 

 

 

 

 

四月頃、石垣や花壇などに、五裂する小花を株一面にびっしりとつける。

 

 

 

 

 

 

花色は、桃色のほか、白色、空色、藤色などがある。

 

 

 

 

 

 

川沿いを歩いていると芝桜が咲いていた。

開けた川の上の夕日が眩しかった。

 

 

 

 

 

庭手入れしてゐる人や芝桜

 

 

 

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苺の花

2023-04-27 | 俳句・春・植物

 

 

午後の日の回つてきたり花苺

 

 

 

 

 

 

バラ科の多年草。

種類が多く、草苺、蛇苺、オランダ苺などあるが、苺の花といえば主にオランダ苺をさすことが多い。

 

 

 

 

 

 

葉の間から花茎が伸びて、四月頃、白色五弁花をつける。

花色にはピンクや黄色のものもある。

 

 

 

 

 

 

花の後、花托が発達して果実の苺となる。

 

 

 

 

 

 

プランターに苺の花が咲いていた。

午前中は日影であったが、午後に日が回ってきた。

 

 

 

 

 

花いちご眺め散策始めけり

 

 

 

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苧環の花

2023-04-26 | 俳句・春・植物

 

 

苧環やいつもの道に屈みゐて

 

 

 

 

 

 

キンポウゲ科の多年草。

高山に自生する深山苧環(日本原産)を母種とする園芸植物。

 

 

 

 

 

 

四月頃、先端に一~五個の花をうつむきにつける。

花は青紫色まれに白色の五弁花。

基部に長いけづめがある。

西洋苧環には紅、ピンク、紅紫、黄、白などの種類がある。

 

 

 

 

 

 

花の姿が紡ぎ糸を巻く苧環に似ているところからこの名がある。

 

 

 

 

 

 

いつも散歩する道の家の前に、今まではなかった苧環が咲いていた。

屈んで少し眺めた。

 

 

 

 

 

をだまきの雨に濡るるも佳かりけり

 

 

 

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