誰(た)もをらぬ社の池の緋鯉かな
コイ科淡水魚の鯉の飼育品種の一つ。
鑑賞・愛玩用として飼育される。
黒色の色素胞を欠く鯉のことで、普通橙赤色をしたものをいう。
そのほかに白鯉、斑(まだら)鯉などがある。
錦鯉は緋鯉を品種改良して体色の種々変化したものであるが、色鯉ともいう。
ある神社を訪れると、奥の上がった所に池があった。
境内には誰もいなかったが、池には緋鯉が色鮮やかに泳いでいた。
恋文のやうな緋鯉と見てゐたり