柚月裕子の「慈雨」を読み終えました。主人公が背負っている過去がとても重く、全般的に暗めな作品で、どちらかと言えば辛い作品ですが、それでも、物語に引き込まれ、頁をめくるのも、もどかしいくらいでした。秀逸な作品です。
どんな辛い過去や経験でも、それから逃げてはいけない。それから目をそらさず、前向きに生きて行かなければ、かえって生きづらいのだと、読んでそんな気持ちになります。
そんな人間の生き方に対する強い作者の意図と、安楽椅子探偵的な面白さがあり、人間ドラマとしても推理小説としても面白い警察小説でした。
どんな辛い過去や経験でも、それから逃げてはいけない。それから目をそらさず、前向きに生きて行かなければ、かえって生きづらいのだと、読んでそんな気持ちになります。
そんな人間の生き方に対する強い作者の意図と、安楽椅子探偵的な面白さがあり、人間ドラマとしても推理小説としても面白い警察小説でした。
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