おそらく、2週間以上掛かって、鮎川哲也氏の「死びとの座」を読み終えました。面白いトリックを使った、考えられた本格推理小説なのですが、どうも、この「本格推理小説家」とは相性が悪いようです。面白いけど、文章が面白くなくて、読み疲れてしまいます。同氏の「ペトロフ事件」は、まだ良かったのですが、作者によれば、理屈っぽい自分の文章を少し読者に近づこうとしたらしいのですが、それがかえって文章に不必要なものが増えたようで、読んでいて疲れました。
文学は、たとえ推理ものであっても、結局は文章の面白さを楽しむものかと思います。鮎川氏を全否定するつもりもありませんが、文学としての必要な文章力なないと、ちょっと残念ですね。
文学は、たとえ推理ものであっても、結局は文章の面白さを楽しむものかと思います。鮎川氏を全否定するつもりもありませんが、文学としての必要な文章力なないと、ちょっと残念ですね。
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