気に入ると、没頭する傾向にあるためか、またまた、山本一力の作品「梅咲きぬ」を読んでいます。
でも、この本、一度読んでいるような気がするんです。そう思って、家のあちこちを捜してみましたが、どこにもありません。立ち読みしてみると、最初の方は読んだ気もするのですが、中段以降は記憶がありません。
どうも、買おうと思って立ち読みしたけれど、結局購入はしなかったようです。
そこで、改めて読み始めているところです。これは、他の作品にも出てくる料亭・江戸屋の女将「秀弥」の物語です。他の作品に比べ、秀弥母娘の物語なので、サスペンス性と物語の進行のテンポはいまいちなのですが、情の厚さを感じる物語です。
ちょっと涙して読んでいます。