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河童の歌声

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南部さんの「まちかどエッセー」から

2016-02-13 08:03:28 | 歌声喫茶
歌声喫茶・仙台バラライカの主催者・・南部敏郎さん。

その南部さんは、
河北新報という地元新聞の夕刊に2週に一回、
「まちかどエッセー」という欄に文章を載せています。

南部さんと言えば、
東京方面の方でも知る人ぞ知る、アコーディオンの名手。
そのアコーディオンはまさに天才的であり、
その音、そのテクニックは鳥肌が立つのです。

譜面通りに上手に演奏できる方というのは居ても、
鳥肌が立つという方は、おいそれとは居ませんね。


さて、その「まちかどエッセー」も今回で6回目。
その中に、こんな事が書かれています。

南部さんのアコーディオンには、恩師という方が居ました。
その方は、高平続之(つぐゆき)さんという方だったそうです。

高平さんは、仙台合唱団、合唱団ふきのとう、などの団長、指導者として活躍され、
作曲された「雪が降る」や「私の好きなこの町」は、
今でもバラライカの店で唄われているそうです。
仙台では数少ないアコーディオンの名手、南部さんはそういった方に教えを乞うたのです。
その高平さんは2011年に亡くなられたとか。

その高平さんからのアドバイスに・・

「南部クン、前奏的に無意味な音出しや、指慣らしをやめて、
スッと演奏に入る事。その方がステージ全体が締まるんだよ」

という一文があります。

そうなんです私もかねてより、この部分が気になって仕方が無かったのです。
つまり、歌声喫茶会場で、歌声が始まる前や、
休憩時間に、演奏者が余計な音を出していたり、チョッとした演奏をしたり・・

そういった言わば練習とも取れる行為はおやめなさい。
プロというのは余計な(音)はまず出さないのです。
彼等が音を出す時というのは、(銭になる)時にしか出さないのです。

初見で演奏できる自信が無い時は、その日は演奏を止めるべきなんです。
みっともない手の内を披露してはならないのです。

音を出す時は決定的にいい音を出せばそれでいいんです。
音楽というのは(音)それこそだけが決定的に良ければそれでいいのですね。
余計な音、雑音的な無駄な音など出すべきではないのです。

そういった基本的な事も知らない演奏者がかなり居ます。
私達はプロじゃないんだアマチュアなんだ、ではなく、
音を出すという事、音楽というものは、そのくらい厳密な世界なんです。
もっと勉強して欲しいですね。
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