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原付とは

2024-06-13 10:10:48 | バイク
ゲンツキと言えば、ゲンツキバイクの事だと多くの人が知っていると思います。
またゲンツキを漢字で書くと「原付」と知っている方も多いと思います。
でも原付ってそもそも何の事なんでしょうか。
原動機付自転車がその正式な名称です。

しかし、今どき原動機なんて普通は言いません、エンジンって言います。
つまり原動機付自転車は、いわばエンジン付き自転車の事なのです。



最初に登場したのは、普通の自転車に無理やりエンジンを取り付けた物でした。



そのエンジンのパワーをプーリーベルトというゴムベルトで、
後の車輪を回していたのです。
先達たちは、人力自転車を何とかラクチンに乗りたいと、涙ぐましい努力をしていたのです。



そんな原付の中でもヒット商品となったのが、ホンダのカブ号でした。
これが後に世界的大企業となった、本田技研工業の記念すべき第一歩でした。
私がバイク好きになったのは中学1年、13歳の時でした。
学校には私以外にもバイク好きの奴は数人いました。



その中の一人が乗っていたのは、こんな形の物でしたが、
それでも自転車ではなくエンジンが付いているという事で、羨ましくて仕方がなかった。
そいつは、勉強の出来は特別出来たとかいう噂は聞かなかったのですが、
ただひとつ、英語だけには情熱を燃やしている男だったそうです。

そこが私と正反対。
子供の頃、アメリカ人やフランス人の子供らとよく遊んでいた私は、
彼等が貧乏な日本人の子供を内心バカにしているのを感じ、
それ故に「こんな勉強なんかやってられるか」と徹底的に、英語をやらなかったのです。
皆が9科目で試験していたのに、私は8科目でやっていたのです。

ちなみに私の誕生日は12月16日。
その年の12月20日までが、14歳で許可証と言われる免許が取れる最後でした。
12月21日以降からは14歳が永久に無くなり16歳からとなったのです。
ま、許可証なんて持ってない13歳から、
私は友人の原付を無許可で乗り回していたんですけどね。
14歳になると工事現場の大型ブルトーザーなんかも勝手に動かしていたし。

ホンダの初ヒット原付カブ号はその後、画期的なバイクを造りました。



それが1958年に誕生したスーパーカブです。
それから56年経った現在でも、スーパーカブは世界中を走り回っています。
私達、日本人が一旦家から外出すると、スーパーカブを見ない日はありません。
その存在はまるで(空気)存在している事も気づかずに、
しかし、絶対にその存在を見ているバイク、こんな物凄い車はありません。
2輪4輪を含めて圧倒的な生産台数、このバイクを超えられる車など永久に出ないでしょう。
でも法律用語で言えば、原動機付自転車なんですね。

何か変だと思いますよね、原動機付自転車なんて・・
法律ももっと柔軟に現在を見た方がいいと、思うのは私だけではないでしょうね。

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