河童の歌声

歌声喫茶&キャンプ&ハイキング&写真&艦船

あれから12年

2023-03-11 16:04:37 | 東日本大震災
東日本大震災から、今日で12年経ってしまいました。





震災後、石巻をはじめ、気仙沼・南三陸町など被災地に行って手を合わせて来ましたが、
2016年9月末に行った陸前高田が最後の被災地巡礼になりました。
その頃になると、もう津波直後の目を覆う景色は無くなっていました。



復興住宅の建設も進んできました。



しかし、屋上まで完全に水没した3階建ての建物は震災記念として残されたみたいです。

さっき、パソコンに向き合っていると、
妻がフスマを開けて部屋に入ってきました。
何だろうと思ったら「もうすぐ時間だよ~」
はて、俺はまた重要な予定を忘れたりしたんだろうか?と一瞬ドギマギしたんですが、
妻は「もう間もなく2時46分だよ」
あ、そうだったか、あの時刻だったんだ。
時計を見ながら2時46分に、二人で北の方角に向かって1分間の黙祷をしました。
その時刻になると、かつて歩いた被災地の絶望的な情景が思い出されて、
胸がいっぱいになります。

昨日、歌声喫茶ともしびに行ったら、福島県浪江町出身の吉田正勝さんが、
故郷、浪江町の現状を熱く語っていました。
あの日を境に人生を狂わされた人達の胸には、
いくら語っても語り尽くせない想いがあるのですね。



佐々木朗希投手は陸前高田出身で、当時9歳で、父親と祖父母を津波で失くした少年でした。
その3月11日の今日、チェコを相手に登板しますね。
あの陸前高田の被災少年が12年目に登板とは、何か因縁めいた思いがします。
是非、そんな思いを胸に頑張ってほしいですね。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ここにも天才がいました

2023-03-11 07:51:18 | 音楽
19.12.28.蔵王の歌・仙台バラライカ


先日のテレビで、ピアニストの角野隼斗(すみのはやと)さん(27歳)を取り上げていました。



母親はピアノ教室「を主宰しているそうで母親からピアノの教わりました。
プロのピアニストでありながら、その経歴は東大工学部出身。
東大大学院では、情報理工学系研究科、創造情報学専攻という、異色の音楽家です。
9歳の時のテレビ出演では、小学校2年で作曲能力を有している、
「天才音楽家」として紹介されたそうです。

大学進学時に音楽を採るか理工学を採るか、
音大を採るか東大を採るかで、東大を選んだというのですから、やっぱり変わっている。



絶対音感を持ち、テレビでは、例えば目覚まし時計の音。
それを基にして即興で短いメロディーを作曲するという才能を見せてくれました。
またグランドピアノの向かい側にアップライトピアノを置き、
2台を同時に演奏するという手品みたいな事も見せてくれました。


それを観てたら「あ、俺、そういう人を知っている」と思ったのが、
仙台の歌声喫茶「バラライカ」で伴奏をしている南部大地クン。
バラライカを立ち上げた、父親である南部敏郎さんは、天才的なアコーディオン奏者。
その血を受け継いだ3男である大地クンも、そういった天才肌なんですね。

キーボード2台を右手と左手で同時演奏してるのを見た時は、目がテンになりました。
彼は他に、ギター・トランペット・ロシアの民族楽器バラライカなど、
色々な楽器もこなす凄い人ですね。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする