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ドイツの軍歌と、日本の軍歌の差

2023-01-18 11:03:31 | 音楽
[作業用] ✠ドイツ軍歌メドレー2 日本語歌詞付き 〜冷戦期の西ドイツ軍の写真と共に〜 [1960s-1970s]


第二次大戦中のドイツ軍歌集です。

〇 小さな船が走っていった。そして艦長と中尉が見えた。
  それには勇敢な第二中隊の兵士たちが乗っていた。
  艦長も中尉も士官候補生も軍曹さえも娘を連れいたんだ
  艦長や中尉、兵士達は一体何を食べているんだろう?
  マスタードを付けて焼いた魚を食べているそうだ。
  兵士さんたちも戦友も娘を連れて、手を持っていたんだ。

〇 ハンブルグは素晴らしい街だ。よく見てごらん。
  それはエルベ川があるからよく見てごらん。
  そこには美しい娘がたくさん住んでいる
  そしてすぐに皆んな恋人を作るんだ
  だから、もしまた会えるという希望がないのなら
  この故郷から出て行きにくくなるんだ
  さようなら、さようならお元気で
  さようなら僕の美しい街よ、よく見てごらん
  さようならを言うのは心苦しい、よく見てごらん
  しかし、僕は必ず再び戻ってくると、
  そしたら、ずっとここに住んでやるんだ
  だから、もしまた会えるという希望が無いのなら
  この故郷から出て行きにくくなるんだ、
  さようなら、さようなら、お元気で

〇 ある娘が朝早くに起きた、それは夜が明ける45分も前のこと
  森の中を歩く、そして散歩に出たんだ
  散歩に出たんだ木苺を取りにね
  そして彼女が森に入った時、ある猟師の息子に出会った
  すると娘は森から逃げ去ってしまった、そう森からね
  彼の父親は私の主人だというのに

〇 三輪の百合、三輪の百合を私は自らの墓に植えた
  そこに一人の立派な騎兵が来てそれを持って行ってしまった
  あぁ騎兵さん どうか百合をそのままに
  恋人に今一度その花を見せたいのです。

〇 一万人の兵士が演習に出かけた、なぜ彼等は演習に出かけたのだろう
  彼等はこうして農夫の所に宿営した
  なぜ彼等は農夫の所に宿営したのだろう
  何故かって、農夫は素敵な娘を持っていたからさ
  なぜ、彼女はそんなにも美しいのだろう。
  
独断と偏見で聴こう!大日本帝国軍歌集【初級編】


ドイツの軍歌には、何故か戦争と結びつかない「娘さん」
あるいは「恋人」が頻繁に出てくる。
それに比べて、日本の軍歌には「娘さん」や「恋人」などあり得ない。
仮に「娘さん」「恋人」などという単語を使おうものなら、
「非国民」という言葉で埋め尽くされ、袋叩きにされるだろう。

「軍歌」という点では同じはずなのに、何だかよく分からん、この差。



コメント (2)
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