河童の歌声

歌声喫茶&キャンプ&ハイキング&写真&艦船

裕次郎記念館閉館

2016-08-09 05:49:46 | 旅行
北海道・小樽港にある「石原裕次郎記念館」が閉鎖される事になったそうです。

石原裕次郎は、父親の仕事の関係で、
3歳から9歳までの6年間を小樽で過ごした事から、
彼の没後4年の1991年に開館し、16年間の幕を閉じる事となりました。
閉館日は来年の8月だそうです。

開館一年目の1992年には来場者が126万人だったそうですが、
昨年は20万人とかなり少なくなっていました。
延べ1800万人の来場者という事なので、かなりなもんだったんですね。
しかし、最近は石原裕次郎を知らない若者も居るとかで、
これも時代という事なんでしょうね。
私達世代から見れば、寂しいのひと言ですね。



私は昨年6月の初めての北海道旅行で、ここに行きました。
そういえば、来館していた人はあまり多くはなかったですね。
展示物も、今となっては時代を感じさせる物が多かったし・・・
閉館も、まあ止む無しという感はありますね。

裕次郎記念館から向こうに見上げる丘の上には、
(ニシン御殿)とか言われる建物があり、
妻のエリカさんは、そこにも行きたかったらしいんですが、
結局、裕次郎記念館だけで時間が経ってしまって行きませんでした。

もし、ニシン御殿に行けば、私達と同じで北海道を旅行中の、
栃木歌声の(わかさん、たかちゃん)と会えたのに~ッ。
とに角、後になってそれを知り、無念の気持ちでいっぱいでした。

それより何より、翌日の朝。
私達は札幌のホテルを出て、時計台に向かってレンタカーを走らせたのですが、
ホテル近くの信号で停まった時、目の前の横断歩道を渡って来る女性。
それは、歌声喫茶でお馴染みの、ある女性だったのです。

エリカさんが「〇〇さんが居る」と言うので、
よく見てなかった私は車を脇に寄せ、彼女が歩いて来るのを待ちました。
すると、それはまぎれもなく一人で歩く彼女だったのです。
こんな遠くまで来て、歌声でよく見知った顔に出会うとは、奇跡みたいなものです。
しかし、私達は彼女に声をかける事が出来なかったのです。

何故なら、私(河童)と彼女とは以前は、良き友人だったのですが、
ある時から、私の傍にはいつもエリカさんの存在がある様になり、
それは彼女には耐えがたい事だったみたいです。
以来、彼女は私達には(シカト)で、もうどうし様もない断絶状態。
もし、声をかけても、情けない思いをするのは私達。
それでは、声などかけられる筈もなく、とっても無念な思いでした。

さて、今年の6月、
私達は群馬県の吹き割りの滝にドライブに行きましたが、



瀧から駐車場に戻る時、道路を横断している私達を見ていた人が居たのです。
歌声喫茶で時々出会うその女性は、
娘さんと二人で観光バスの最前席に乗っていると、
横断歩道で停まった時に、目の前を渡っている私達を見かけたという事です。

彼女にすれば、大きな声で私達を呼び止めたかったでしょうが、
そういった事って、本当に無念な気持ちですよね。
後日、彼女にそんな話を聞かされた私達も、
「あ~、残念無念」のひと言でした。

石原裕次郎記念館閉鎖から、そんな事を思い出してしまいました。







コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする