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河童の歌声

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北里柴三郎とペスト

2023-02-08 11:32:32 | 健康


ペスト菌の発見者・北里柴三郎は、
1853~1931(昭和6年)78歳。



1871年(明治4年)18歳で、
古城医学所兼病院(現・熊本大学医学部)で、
オランダ人軍医、マンスフェルトに師事し、医学の道を志します。
1874年(明治7年)医者の使命は、病気を予防する事にあると確信。
1886年(明治19年)血清療法を確立し、一躍世界的な研究者としての名声を得ます。
1894年(明治27年)香港で流行するペスト調査で、ペスト菌を発見。
人類は紀元前から苦しめられてきた恐るべき伝染病ペストの原因を、初めて知ったのでした。

ペスト(黒死病)という病気が人間社会に伝染病として、
いつから成立したのかは分かっていませんが、
紀元前に既に流行したという説もあるそうです。



6世紀(西暦500年代)のヨーロッパでは地中海沿岸を中心に、
約200年間のパンデミック(世界的大流行)が続き、1億人以上が死んだとされ、
14世紀(西暦1300年代)には第2回目のパンデミックを起こし、
2500~5000万人が死にました。

何故、ペストという病気にかかるのかは誰にも分かりませんでした。
ある日、鼠径部(そけいぶ)や脇の下のリンパ腺に腫れたものが出来ているのに気づき、
じきに黒い斑点が皮膚にも現われ、早くて一日、長くても数日で死に至ります。
原因はまったく分からず、患者に触れたり同じ空気を吸うだけで、
伝染すると人々は考え、家族すら看病を放棄しました。
巨大な穴を掘って何百という死体を投げ込み、
親も子も、兄弟も生きながら穴に捨てられたのでした。

人々は医者を頼りますが、原因が分からないのですから、
医者すら手の施しようはありません。
では、最後の砦とばかり宗教を頼りにしようと行った教会では、
宗教家すらペストの恐怖に逃げ出して誰もいなくなっていて、
宗教崩壊を招いてしまいました。



北里と同時期に、スイス人の、アレクサンドル・エルサンという人も、
ペスト菌を発見したと言われているそうですが、
どっちが先陣争いに勝利したとかは、よく分かりません。

いずれにせよ過去数百年にわたり、人類にとてつもない恐怖を与え、
億を超える人々の命を奪い、歴史を塗り替えるという(歴史)を作ってきた、
恐怖の病、ペストは遂にその原因が解明されたのでした。

現在流行のコロナは、その頃と違って原因が分かる様になっています。
ですから、真っ暗闇を手探りで歩くような恐怖感にはなりませんが、
特効薬の開発には未だ至らず、本当に私達は人生を狂わされてしまいましたね。



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かかりつけ医を持つ

2023-02-08 06:41:47 | 健康


数日前に突然、左耳周辺が痛くなりました。
耳からアゴにかけて痛みが出て、食事の時もアゴが痛みます。
日曜日などあって、3日ほどしてから医者に行きました。
耳鼻科に行くべきか、整形外科に行くべきか?
どっちかというと、重要なのは耳だと思い、耳鼻科に行きました。

数年前に行った事のある耳鼻科の診察券があったし、
以前、何で耳鼻科に行ったのか?多分耳鳴りだと思いますが・・・
一度行ったきりで、医者の顔も覚えていませんでしたが。

患者が誰も居ない医院に行ったら早速呼ばれて診察室へ。
医者はガタイのいい、いかつい40代の男で、
私の左耳を見ると、掃除をしますと言ってエアーを吹きつけました。
これがかなり痛かった。
次に「炎症治療をします」と言って、またまた何かを吹き付ける感じの治療。
これが、更に痛くてうめき声が出ました。

で、「炎症を治す薬を処方しておきます。」
「3日ほど耳に点滴して、治らなかったらまた来てください。」だとさ。
炎症が原因だったのですか?と尋ねたら「そうでしょうね」だってさ。

治っても治らなくても、この医院に来る気は失せました。
だって、「これはね、〇〇が原因でこうなってますから、こういった治療をします。」
そういった説明は一切ないのです。
この医者はダメだ。そう思いました。

それで思ったのは、
私達夫婦がこの場所に住んで約8年経ちました。
私達夫婦は二人とも高血圧の治療をずっとしてきた経過があります。
それで、ここに引っ越してすぐに内科医を探し、そこを(かかりつけ医)として認識し、
8年が経過したのですが、
かかりつけ医として思っているのは、こちら側の勝手な言い分であり、
あちら(医者)側にすれば「そんなの知った事か」なんではないだろうか?

私達は他の内科医に行った事はなく、
たまたま行ったのが、現在通っている医者だったというだけで、
他との比較をした訳ではないのです。
よくよく考えると、この医者は、院長本人だけが診察をしているのではなく、
曜日によっては他の場所から若い医師を招いての診察日があるのです。
そういった曜日に行くと、待合室には患者がガラ空きなのです。
皆さんは、院長を頼って診察に来るのであり、
何処の馬の骨とも分らん様な若い医師など信頼していないのです。
私達は、そういった医院を(かかりつけ医)などと安心していていいのだろうか?
これは根本的に考え直した方がいい、というかしなければならないと感じ始めています。

「かかりつけ医」としての基準には・・・
〇  健康に関する事を何でも相談できる。
〇  最新の医療情報を熟知して必要な時は、専門医、専門医療機関を紹介してくれる。
〇  身近で頼りになる地域医療、保健、福祉を担う総合的な能力を有する医師。

そういった「かかりつけ医」の見つけ方として
〇  家から近い。
〇  一度受診してみる。
   ●  話しやすい、話をよく聞いてくれる
   ●  わかりやすい言葉で説明してくれる
   ●  なんでも質問、相談しやすい
   ●  患者の思いや不安に対して否定しない

そういった医師が(かかりつけ医)としていいのだそうです。
かかりつけ医を選ぶのは患者の権利であり、
最終的には、相性のいい医者と出会うのが良いみたいです。

私の最寄り駅周辺には、歯医者さんと美容院が乱立しています。
で、初めて歯医者さんに行く必要が出た時、
いったい何処に行けばいいのかの判断基準がまるでなく、
最も家から近い歯医者さんに行ったら、これが大正解。
歯医者に限らず、今まで行った医者で、ここが最高という医院に当たってしまったのです。

これが内科医だったら、間違いなく(かかりつけ医)になるのですが、
そういった幸運に恵まれる事は、殆どの人は無いと思います。
しかし、そういった中で、「この医師だったら任せられる」そう思ったら、
「私は貴方を(かかりつけ医)にしたいと思います」と、
はっきり口に出してラブコールした方がいいみたいです。

医者も人間なら、「これから私は貴方に全てを託します」と言われたら、
医者としてこれほどの喜びはないでしょうし「この患者は大切にしよう」と思うでしょう。
患者も人間、医者も人間、人間と人間との付き合いですね。

そういった医者と早く出会いたいと願っているのですが・・・



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早期閉経

2023-02-03 14:16:49 | 健康
男の私が、女性の生理について語る。
というのも甚だ不自然だとは思うのですが・・・

閉経というと、男性でも殆どの人は知っていると思います。
だいたい50歳くらいになると、女性達が生理を失くす時期。
それまで1ヵ月に1回訪れていた(生理)が失くなる時。



しかし、私も知らなかったのですが、
早期閉経(早発閉経)というのがあるのですね。
これは早い人では40歳。
いえ、それよりもっと早く30代でなってしまう女性もいるのです。
結婚して、夫婦でお互いに「子供を作るのはまだ後にしよう」
などと言っていた夫婦が、「さてそろそろ」と思った時は、時すでに遅く、
妻は早期閉経になっていて、つまり妊娠しようにも卵子がもう無いのです。
体外受精だとか何だとか、言ったところで(卵子)が無いのでは手の施しようが無いのです。
つまり(万事休す)

私は全然知りませんでした。
卵子というのは無限で、男性の精子と同じで、いつまでも作り続けられている、
と思っていたのですが、それは大間違い。
卵子というのには限りがあって、毎月の生理でどんどん失われてしまうのです。
それが全て失われ、残りが全く無いなんて、女性は知る筈もありません。

さて、そろそろ私達夫婦も子供が欲しいよね。
それは、後の祭りだったなんて・・・悲しい。

早期閉経は、女性の100人に1人あたりが発症するらしい。
原因は不明であり確実な予防法はないのです。
しかし、月経不順な時点で検査を受ける事で、早期診断が可能という事です。

私は、人間は結婚すべきであると思います。
私のように離婚という悲しみがあろうと、
とに角、人間一度は結婚した方がいいと思います。
結婚なんて、やってみない事には分かる筈はありません。
男と女が共に連れ添ってこそ、人生は初めて理解できるのであり、
自然の摂理そのものが動物には最もいいのだと思います。

さて、そうやって結ばれた男女に子供を産む事ができない。
それは不幸だし、悲しい。
そうならない為に、女性達は検査を受けた方がいい。
歌声の女性達には、ほぼ必要はないでしょうが、
貴女たちの子供、孫に女の子がいるならば、絶対に検査を受けてください。

気がついた時は、後の祭り。
それだけは絶対にしないように気をつけてくださいね。




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足の小指が痛い

2022-11-18 13:22:46 | 健康
数か月前から、左足の小指が痛い。
小指の爪の部分が靴に当たって痛むのです。
歩いている時も痛みがあって、気になり何となく〇〇〇(放送禁止用語)で、
歩いている様に感じる。

足の外側の小指というのは、私は骨が硬くてよく見る事ができないのです。
爪を切る時も、その為に当てずっぽうで切っていた、そんな感じでした。
足の爪専用の爪切りを買ったりしたのですが、
当てずっぽうでは何を使っても同じなんですね。(目視できてないんですから)

でも痛いものは痛いので、
これはきっと爪が長くて痛いのだろうと、
当てずっぽうながら一生懸命になって爪を短く切り込んだのです。
でも痛みは一向に良くならずでした。
仕方ないので近所の皮膚科に行きました。
医者は専門家なんだからきっと何とかしてくれる。
誰だってそう思いますよね。

でもネ、患部を見せたら医者は「爪を切り過ぎていますね」
  「これじゃあまりにも切り過ぎですね」だってさ~。
「どうすりゃいいんでしょう?」
  「わかりませんね」
「何とかなりませんか?」
  「どうにもなりませんね」
バッカヤローッ、オメーは医者だろ!
何とかして治してやろう、という気持のかけらも無いのかッ!
テメーは! (あ、済みません、お前様は)

でも、「市販薬に(魚の目)専用の絆創膏がありますから、それがいいでしょ」
と言って、1枚の絆創膏をくれた。
帰宅して薬屋に行き、そいつを買ってきて指に巻き付けた。
それで試してみたのだが、全然効果がない。

しばし痛みに耐えながら、一生懸命生きてきました。
でも、やっぱりどうにかしない事には、痛みで自殺しかねない。

と言ってあの、やる気まるで無しの医者に行ったってラチが開かない。
あいつには(俺の手で何とかしてあげよう)という優しさ、
医者としての根性、そういった姿がまるで感じられないのだ。

ネットで近辺の病院を検索してみた。
すると「ここならきっと、いい医者が居そうだ」という名称の病院があった。
こういった名称を、高らかに謳いあげている病院なら・・ウンいける。
と電車に乗り、駅から徒歩して行った。
(きっと立派なビルなんだろう、毅然としてそそり立っているんだろう)
駅から5分。
そろそろ立派に毅然とうち立っているビルが在る筈だ。
3階建てか4階立てか・・うふふ楽しみ~。

無い!
住所はここな筈なんだが無いんだ。
そこに在ったのはまるで昔の、戦前の建物といった古めかしい戸建住宅。
でも看板には確かに〇〇病院と書いてある。
おい、本気かよ、嘘じゃないよな。

恐る恐る入ると、待合室とおぼしき小さな部屋があり、
一人のジジイが、昔風のベンチみたいな長椅子に座っていた。
すぐにジジイは呼ばれて会計を済ませるのでした。

ところで、フツー病院には看護婦さんとか居るよね。
居ないの、全然だ~れも居ないの。
居るのは診察室に医者(とおぼしき)老人だけ。
他に待っている患者とか・・・だ~れも居ないの、俺だけ。



まあ、こんな感じの診察室に入った。
これこれしかじかと、今まで必死となって行き抜いてきた私の生き様を語った。
「ふ~ん、これね~」
  「ふ~んじゃね~だろ、やい、年寄りめが」
「う~ん、チョッとやってみようかね」
老人は奥の部屋? の大工道具箱? から、
ニッパー状の大工道具で、ワタクシのおみ足を取り、
貯金貯金(あ、間違えた、チョキンチョキン)と、やったのです。
「これで様子を見てください」
  「ま、仕方ね~よな、年寄り医者なんだから」

家に帰る道すがら「あれ? 全然痛みが無いじゃん」

それ以後、あの硬い皮の靴は廃棄したとはいえ、
足指の痛みから私は解放され、生きる望みを見出し、
今では人生を生きる歓びを再び取り戻し、
これがまさに人生を謳歌するというものなんでしょうね。

あの様な、世界的名医が、あんなトコにまさか居ようとは。
俺はここに住んでいて本当に良かった。
今ではかの名医の居る方角に、足を向けて寝るなんて不謹慎な事絶対にしないし、
毎日、彼を思って手を合わせて拝んでいるのです。



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身体のむくみ

2022-07-12 22:27:16 | 健康
ここ2週間くらい前から、足(特に足首)に、むくみを感じる。
くるぶしの辺りを指で強く押すと、5ミリくらいの凹みが出来、それが中々元に戻らない。
この数年そういった事がよく起こっていた。
あまり気にはしていなかったが、最近それがより顕著になっているので、
私も流石に気になって、今日、かかり付けの内科医に行った。
最も怖いのは糖尿病だ。
糖尿病となると最悪、足を切断する事になる。

内科医に行って症状を話し、15年くらい前にひどいむくみが出て、
大学病院で精密検査をした事を話すと、
医者は「15年前と現在とでは動脈とかの太さも違っているので参考にならない」と言われ、
紹介状を持って、調布の中規模病院へと行きました。

大きな大学病院だと、あちこちの科に回されるので時間ばかりがかかるのだそうだ。
15年くらい前は横浜の「聖マリアンナ大学病院」に行ったのですが、
私の登山中でのむくみを再現する為に、ベルトコンベアーの上を、
30分間走ったりして負荷をかけての検査でした。
それでも、原因は分からずだったのです。





これは、2006年8月に、槍穂高全山縦走をした時の写真。
まだ、むくみとは無関係でした。



所が翌2007年に行った北アルプス後立山連峰大縦走では、
体重が3~4キロ増加し、顔付きが変わり、まるで自分ではない状態でした。
翌日になると、腕時計がハメられなくなっていました。
この時は、白馬大雪渓を登り、白馬岳から針の木岳まで大縦走の予定だったのですが、
初日からむくみが出て、そうなるとパワーがまるで出なくなって、
泣く泣く予定を中止して八方尾根から下山したのでした。

そういった大変な経験をしての精密検査だったのですが、
答えは、悪い個所は無し原因不明。

そして今回。
血液摂取。尿検査。心電図。レントゲン。等をやりました。
その答えは異常なし。
敢えて言えば「塩分の摂りすぎにご注意」だそうでした。
私が気にしていた「酒は?」には関係ないそうです。
「体質的なものですか?」にも無関係だそうです。
これが大変な事に非ずという事だったので、そういった意味では安心したのですが、
アンタね~、こんだけ身体が浮腫んでいるのに、
原因不明って、そりゃないだろ。金返せって事だろ。
15年前と何にも変わらないじゃないか。
ホントに俺の体はどうなっちゃてるんだろ?

身体中に浮腫みが出て、縦走を中止した時の事は、
当時入っていた「新ハイキング」誌の投稿欄「せせらぎ」に、その文章が採用されて載りました。

ー-----------

『白馬大雪渓をかき登り、後立山連峰を全山縦走後、針の木雪渓から下山。
 の計画だったが、初日から浮腫みが出てしまい体調は最悪。
 天候も最良とはゆかず唐松岳から八方尾根をションボリ下山する羽目になった。
 家を出る時は「オラオラー、行くぞー、雪渓から雪渓へ大縦走だー、
 邪魔だー、どけどけーッ」と大変な鼻息で飛び出して行った。
 「キャー、赤様って素敵ィ、カッコイイー、しびれるわー」
 まあまあ騒ぐなって・・だが、
 八方尾根からゴンドラリフトに揺られて下山した時は、もうヨレヨレ。
 「やっぱりあの人って馬鹿だったのね。サイテーね」
 俺、もう立ち直れない。』

ー------------


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