「楽しく生きる」~あなたに和みのひとときを

日々のつれづれ・アート・音楽・衣食住。好きな言葉はゲーテ「いきいきと生きよ」デグジュペリ「大切なことは目に見えない」。

ポリーニ コンサート@サントリーホール

2010-10-17 | 音楽・演劇等
毎年恒例のポリーニのコンサートにいきました。

いきなり結論ですが、ポリーニの演奏、すばらしかったです。これで68歳とは。鍛錬の賜物ですね。

曲目は
ショパン:24の前奏曲
ドビュッシー:練習曲第2集
ブーレーズ:ソナタ第2番
(以降はアンコール)
ドビュッシー: 前奏曲集第1巻から 「沈める寺」

ドビュッシー: 前奏曲集第1巻から 「西風の見たもの」
ショパン: 練習曲 ハ短調 op.10-12 「革命」
ショパン: バラード第1 ト短調 op.23

でした。流麗なピアノの調べに酔いしれました(ポリーニは自身のピアノを海外の演奏会にも持ち歩く、なのでなおさらチケット代が高くなると聞いたことがありますが、ホントウなのでしょうか?)

ブーレーズのソナタについては、演奏がすばらしいことはわかるのですが、この曲の不協和音の世界にはアマチュアファンは入り込めませんでした。
言い方は悪いのですが、旋律の繰り返しをただぼうっと聞いているような心持ちでいました。

しかしながらそこは演出のうまいポリーニ。アンコールはメロディーラインの美しい名曲ばかりで体に染み入るような感動を味わいました。昨年も良かったものの、それよりもさらに良かった気がしました(オールショパンプログラムでないほうに行きました)。

きっとアンコール曲も含めての構成で、観客は「アンコールを四曲も!」と喜びなおさら満足度が高くなるという具合でしょう。

さて、興奮冷めやらないままコンサートホールを出ましたが、残念なことに、アークヒルズは全館点検日とのことで、オーバカナルはじめレストランはお休み。

なので、なぜかアークヒルズ内なのに営業していた成城石井で色々おかずを買い込み、帰宅。スパークリングワインを開けておつまみ大会の始まりです。

写真のキッシュは新東京ビルにあるヴァンピックルで昼間売っているキッシュですが、パストラミビーフ、イカとタコのマリネを家にあったベビーリーフミックスにのせたもの、ネーブルオレンジのシロップ漬けは石井で、

もちろん(?)BGMはポリーニのCD。「アンコール放送」として当然のようにポリーニ大ファンの家族がかけていましたが、イエ、全員でアンコールしたわけではないのですが・・

ところで、いまや、巨匠と言われる中で、全盛期と同じような曲目でリサイタルを続けてポリーニくらいではないでしょうか。

アルゲリッチは演奏内容以前に、キャンセル魔ですし予定通り登場しても、いくら別府のアルゲリッチ音楽祭でさえソロでは弾かないし・・。

ポリーニは法外なチケット代の分、数倍他のコンサートよりも感動したかといわれると、おそらく比例はしていませんが、ここ1,2年のコンサートのなかではとても記憶に残る時間でした。

何歳までリサイタルを続けるのでしょうか。70歳までだとするとあと2年。いつまでも元気でまた来年来日してくださいね

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↓まだ若いときの収録ですがぜひ聴いて下さい(視聴あり)。テクニックのすばらしさに鳥肌が立ちます。

ショパン:12の練習曲 作品10/作品25
ポリーニ(マウリツィオ)
ユニバーサルクラシック

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