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私のお気に入り動物の一つ、マングース科のミーアキャットの群れもいました。写真のように、なぜか秤が好きでずっと乗ったままの一匹も。1.25キロでした。
パーフェクTVアニマルプラネットチャンネルの「ミーアキャットの世界」はとても面白い番組です。
本家英国国営放送(BBC)のキャッチフレーズ「動物界のSOAP OPERA(昼ドラ)」というだけあり、人間であればまさにドロドロのドラマが繰り広げられます。
(ちなみに、アニマルプラネットチャンネルは英国BBC、米国ディスカバリーチャンネルなどの共同出資で作られています)
例えば、ミーアキャットの群れは女系家族でリーダーの現夫は元夫の兄、そして元夫も同居。リーダーは娘たちには男女交際を禁じ(教育的見地からではなく、出産するとそれだけ食い扶持が必要になるのと、孫であっても自分の子のライバルになるから)、自身の妊娠期間中に同じく妊娠した娘たちを群れから追放、娘が自分の子を放棄して群れに戻れるよう懇願すれば、乳をだすから・・ということでまた迎え入れ、また妊娠すれば追い出す。自分の産んだ幼児が見つけてきた餌でも、自分が空腹なら奪い取る。隣の群れの巣を奪おうと大人の留守中に幼子を攻撃。完璧な女帝ぶり。
これは単に大自然の過酷な状況で生き残るための本能的行動なのですが、文字で書くと「恐ろしい」の一言です。でもミーアキャットたちのかわいいしぐさやユーモラスなナレーション、BGMで緩和し楽しく見られるつくりとなっています。上記リンクで「うたた寝」など愛らしい動画も見られます。
ケンブリッジ大学がカラハリ砂漠の現地で長年研究を続けていてその協力で番組が作られています。きっと大学側もビジネスとして研究費用を捻出しているのですね。日本の大学でもこういう企画はいかがでしょうか。
原版の英語に加え、放送国により米語、日本語のバージョンがあります(カナダやオーストラリアは英語)。米語のナレーションは「ロードオブザリング」のサム(フロドの相棒)役の俳優さん(ショーン・アスティン)が担当しています。日本語版も安達祐美がナレーションで表現も子供向けになってしまっていますが、もともとは大人をターゲットとした番組です。
ところで、素朴な疑問なのですが、本当に子供は子供っぽい声のナレーションが好きなのでしょうか?ききやすい声のきちんとした話しぶりのナレーションのほうが子どもだって心地よく感じないのでしょうか?視聴率のためタレントを起用するテレビ局の考えは理解できますが・・。
英語版のナレーション(日本語版は原版の英語版を元に作られている)はBill Nighy。なんと映画「ラブ・アクチュアリー」で落ち目のロックスターを怪演していたオジサマです。渋い声や表現の巧みさがドラマ仕立ての番組の雰囲気を高めます。きれいな英語で聞きやすいのでぜひ英語の勉強も兼ねて副音声でご覧になることをおすすめします。
↓赤ちゃんの小ちゃい手(前足)を見て!巣穴の外に出ようとしているのでしょうか。いつも応援ありがとうございます。励みになりますので、よろしければブログランキングへの投票(ここをひとぽち)お願いします