私の町 吉備津

藤井高尚って知っている??今、彼の著書[歌のしるべ]を紹介しております。

さくらいろに染まる吉備津神社の回廊の柱

2013-03-30 20:53:19 | Weblog

三月の末の移りゆく桜を追いかけていますと、こんな吉備津神社お風景に出合いました。      

     

 南随神門から回廊を(お釜殿のほうから)拝殿の方に上って行くと、桜の時期には写真のような風景に突き当たることがあります。
 この回廊の左側に桜並木が続いておりま、その桜が、今は四,五分咲きですが、その桜がその色を回廊の柱に写し、柱までをほんのりと桜色に染めだしております。この時期にしか描き出せない回廊の風景です。
 見てください桜色を写した柱が見事に一列に遠近法の通りに並んでいます。六百年の歴史を一瞬のうちに染め出しているかのようです。他のいかなる場所でも見ることが出来ない、此処だけの桜色を、間接的に柱を通して、堪能させてくれています。この時期だけの限定された美しい色彩です。人の手では決して染め上げることは不可能な神秘な色相を見せてくれています。なお、目を凝らすとその色は廊下にもぼんやりと広がっているように思われます。下の方からでなくては見ることが出来ない不思議な風景です 。

 吉備津神社の七可思議な光景の一つです。
  


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