私の町 吉備津

藤井高尚って知っている??今、彼の著書[歌のしるべ]を紹介しております。

高尚の国学論その4

2013-01-04 17:29:20 | Weblog

 さて、いよいよ高尚伝も最終を迎えました。国学の四しなの最後が「神道学問」です。

 神道学問とは古事記・日本書紀がこれです。その神代の巻に心をとどめて見れば、これこそ我が国の道をしるした学問でだとしているのです。

 以上四しなを読んで人々に教えれば国学が広まること間違いないと述べているのです。

 この書簡を見て気付くのは、高尚というお人は、ものすごい勉強家で、あまたの本を、古代から伝わる書物「四しな」総てにわたって目を通し、深く研究しているのです。その知識の豊富さは勿論のこと、その研究姿勢に対して驚き以外の何ものでもない崇敬の念さえ覚えるのです。
 このような超一流の偉人がこの吉備津に育ったということは、同じ里に住む者として、また、誇らしく思え、現代ではあまり顧みられなくなっていますが、再度、彼が日本の知識人として名前が全国的に広まる事を願ってやみません。

 


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