私の町 吉備津

藤井高尚って知っている??今、彼の著書[歌のしるべ]を紹介しております。

両段再拝-2

2007-12-21 17:31:55 | Weblog
 お籠をもって吉備津神社に参拝した折、神官より
 「本殿に向かって玉串を左回りに置いて、二礼二拍一礼をしください」
と指示していただきお参りしました。なぜ二礼なのでしょう。
 高尚先生の『松の落葉』によると、三拝、四度拝、中には八度拝という拝み方もあるということです。
 両段再拝と言うのはふかくうやまい四度拝むからそう呼んだのだそうです。
 
 私事(ひとりごと);
 神主がお祭りの時などに神殿で拝む方法はどうするのか一度尋ねてみたいと思うのですが、チャンスなくはっきりした事は分りませんが、ご祈祷の時などは、一般には『二礼二拍一礼』の形式をとっています。
 果たして再拝(二礼)を重ねるので両段、即ち四礼になるのでしょうか?
 拝は特別に神の前だけではないと思います。会釈も拝礼の一種です。拝むと言う事は、人の「特別な敬い思う」という心が、頭を下げると言う行為に繋がったのではと思われます。
 だから、本来なら、一礼でも三礼でも四礼でも八礼でも、その人の心がこもっていおればそれでいいのだと思いますが、後から次第に形式的な型にはまってしまい、今では、神様の前では『二礼二拍』、それが当たり前のようになったています。

 現代を生きる人たちも、この拝を生活の中にもっと取り入れることが出来たら、今より随分と違った社会がうまれたのではないかと思いながら、神社を後にしました。
 

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