更に、高尚はこの人について。
「古図を好めり。(古図とは古の内裏の図をはじめもろもろの器物に及)。経亮いはく古図ならではいにしへの事つまびらかにしれがたきもの也。此男有職にくわしきひとつを挙ていはばじつとくといふもの、みな人法服と心得ゐたるを官服の略服にして法服にあらざる説あり。且古図もありとぞ。本居も此説につけり。」
ト、書いています。
これ等について、私の解説ではどうかと思うのですが、少々付けておきます。
まず、此の中に出てくる「じつとく」と云うのは、漢字で書きますと十徳」です。それを人々は法服と思っているがそれは間違いだと、この経亮は云っていると高尚は書いておるのです
、これが十徳です。 法服、これも写真で見るとです。十徳とは違います。
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