東北の各沿岸

　ビスカイノの一行は、それから、更に、三陸海岸の港に立ち寄りながら、北に進路をとり「気仙沼」に着きます。
　この港は、今までに見た日本の幾つかの港の内の最良の港であり、東洋一の港であったらしいのです。この港には、その近くにある山の頂内は３本の木が植えてあり、それを目当てに船の出入りに絶好の目標になり、安易に入港が出来たのだそうです。更に、この港には、出入りする船に必要とする品々の総ての物が容易に入手することができる素晴らしい港でもあると記されています。

　なお、此の世界一の良港であると、ビスカイノから折り紙のついた「気仙沼」も例外に漏れず、今回の地震によって、又、大きな被害を受け、今、懸命な復旧が行われている最中だと云うことです。
　
　速い復旧を願いながら書いています。