私の町 吉備津

藤井高尚って知っている??今、彼の著書[歌のしるべ]を紹介しております。

宇迦之御魂神

2012-01-13 19:42:59 | Weblog
 之をどう読むか分かりますか???

 さて、正月の神様「大年神」が素戔鳴命と大市比売のお子様で、この神が来ると、その家には、一年の福を授けてくれ、大いに栄えると言われているのです。だから、お飾りや門松を立ててその神を我が家に招来しているのです。それがお飾りをどの家でも飾る習慣になったのだと言われます。 
 
 この大年神にはもう一つの福神の弟君がおられます。その人の名前が「宇迦之御魂神」です。「うがのみたまのかみ」とよましています。(古事記より)倉稲魂神と書いても(うがのみたまのかみ)と読ましているものもあります。

 この神様も兄の大年神と同様「福」を人々に授ける神だと言われています。

 そんな神がいるのか、私は聞いたことがないよとおっしゃると思いますが、この神様をお祭りしている社が吉備津にもあります。吉備津神社の一画にある龍神池の中に建っている「宇賀神社」です。余り、この神様の謂れは知られてはいません。その説明板には、古い稲荷神社だと書いてありますが、それは誤りです。
 大年神の弟神で在らせられるのです。この神も大年神、同様に人々にいっぱい福を授けるのだと言われています。だから、初詣が福神の招来をお願いする為に在るのであれば、本当は吉備津神社に参るより先に、この宇賀神社にお参りして一年の福をお願いするのが本来の初詣の意義だと思うのですが、そんなことは知らんとばかりに、この神社にお参りする人は皆無の状態です。

 なお、この神社と稲荷神社が深く関わっていると云うことも言われていますが、それは、また、何時か説明したいと思いますので今回はこれだけにしておきます。


 来年からは、初詣の際には、この宇賀神社に、是非、何時初めに、どうぞ、参りください。きっと一年の福をいっぱいに授けてくれますよ。

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