高尚は初め国学と歌を備中笠岡の人小寺清先に、歌を京の栂井一室に学び、後に本居宣を師とする。
松屋文後集神部職任考のおく書に
“小寺清之をぢはおのれいまだいとわかくてその父君の許に物学するとて行き通ひつるをりのしる人”
とあります。また、栂井一室については、高尚の父高久は老後この人について歌を学んであり、高尚も、又、その門に入ったようです。一室の高久に宛てた書状に
“小膳様(高尚の幼名)御詠草数首拝吟いたし候。いづれもよく調候様に被存候。次第に御上達御事存候”
とありこの人について和歌の勉強をしたことが知られます。
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