私の町 吉備津

藤井高尚って知っている??今、彼の著書[歌のしるべ]を紹介しております。

絵馬

2007-11-21 18:41:14 | Weblog
 県立博物館で開かれていた特別展「吉備津神社」も盛会の内に閉会しました。
 獅子狛犬をはじめ、円山応挙の虎の絵馬など、 
 初めて目にする沢山の宝物を見学する事が出来ました。
 この絵馬について、「松の落葉」にも説明がなされています。
 
 「えがきたる馬を神のやしろにたてまつるのは、近き世の慣わしになん。古き書には見えず。さるは神ののりたまうものにはあらねば、いにしへ人はさようのかいなきわざはせざるなり」
 と書かれています。木で作ったものも勿論である。が、昔は生きている馬を神様に乗っていただくために奉納していたのですが、それは平安の頃から「板立の馬」即ち木で作った馬とその馬代を金銀で奉納していたのです。それがいつの間にか、さらに簡素化されて絵馬として納められるようになったのです。それも馬の絵から色々なものを書いて奉るようになったのだそうです。
 
 今回展示されていたものに、応挙の絵馬の他に、山田方谷の4歳の字の扁額、大原呑舟・小野雲鵬の大絵馬、その他算額、坂東三津五郎の奉納扁額など見ることが出来ました。改めて吉備津神社の凄さに感動しました。