笑顔浴

優しい時間

汚物の清掃

2015年05月27日 | Weblog

 

大きなスーパーのトイレで順番待ちしていたときのこと

誰も利用しない場所があったので近づくと

どうすれば、これほど汚せるのか?

と、息をのむほど、糞尿が散乱した状態だった。

 

そこへ、20代前半?の若い清掃員の女性が現れて

キビキビと道具を揃えて、黙々と清掃を始めた。

手際よく片付けてゆく姿に感動した。

 

医療・介護の現場でも、汚物の作業がある。

父が亡くなる少し前、自宅で急に体調が悪くなった。

駆けつけてくださった訪問看護師さんが

緊急入院の手続きをしたあと、

おむつを交換して、おしりをお湯で洗ってくださった。

父のうんこを、私は初めて見た。

摂取に気を遣っても、排泄に無関心だったことを しばらく後悔した。

日常で行動できていない事は、結局、理解できていないのと一緒だなあと思う。

 

さて、お借りするトイレは、きれいに使って

次の人の為に、洗面台の周りも清潔にしてから出よう

 

 

 

 

 

 


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モチベーション

2015年05月24日 | Weblog

モチベーションの高まるきっかけが

不安や心配のタイプと、希望や面白みのタイプに分けるとしたら

私は、不安から行動するタイプだと思う。

 

8月~12月のセミナーの内容に合わせて

本を購入し資料や統計を読み、企画を練っているのは

少しでも内容の濃いものを提供して、がっかりさせないようにしたいから。

心配ありきで、行動していると思う

だけど、満足するのもがっかりするのも、相手の都合だから

私は自分が納得できるかどうかだけを、考えてればいいのだ。

 

 

お金と時間と労力を注ぐ自己投資(研修参加)も、そうかもしれない。

周りに、優秀で努力する方々がおられるので

やってもやっても、まだ追いつけないという心配から、完璧を追及する。

そうして学びが深まることは、いいことだけど

受講を増やし休むと息苦しくなったりする。

必要なものを、必要な時に学べばよいのだと

無理せず、長い目で成長できればよしと仕切り直す

私は自分が納得できるかどうかだけを、考えてればいいのだ。

 

面白いから、好きだから 続いてる。

そう答えられるものが、どのくらいあるだろう。

ハッピーな時も 疲れている時でさえ、したくなるもの・・・

した方が良い、しなければならないという義務感とは反対のもの・・・

そうだ、

ケンタッキーフライドチキンに、3か月に1回くらい定期的に訪問してしまう

ポテトも高カロリーで普段は我慢しているのに つい注文してしまう。

食べている時は、嬉しい気持ちしか湧いてこない。

 生きてることのモチベーションが希望や面白さであるなら

途中で疲れて手放すこともないだろう

 

モチベーションを高めるきっかけはどちらかでも

モチベーションを持ち続けるには両方が必要じゃないかと思う。

頑張ってるうちに、楽しさや面白さを味わい

飽きてきたら、不安や心配で再び続ける。

というサイクルで回る気がする。 

 

 

 

 

 

 


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みんなの学校

2015年05月24日 | Weblog

久しぶりに見たい映画に出かけた

大阪にある大空小学校の1年間の記録だ。

その地域の子供が希望すれば誰でも入れる学校だ。

 

映画を見ながら、覚えておきたいことをメモ

■ 気になるなら(心配してるだけじゃなくて) 動かんと!

■ みんなは、来れてる。(大丈夫) その子は、来れてない。(大丈夫じゃない)

■ Aは信用しないから、安心できん。

■ 経験してなかったら、わからんのは当然。説明するより体感させる。

■ 自分の怒りにまかせて大声出して、ほっとかれた子供がそのまま自殺したらどうすんの

■ 宣言する一瞬一瞬は本物、「また、できてない」といわんほうがええ。線は点が集まってできる。

■ ばばあと言うな。ばばあが聞いたら気い悪うします。

 

問題児が教室に入れなかった。

数か月後に教室に入れるようになった。

問題児が変わったわけじゃない。

その子供を受け入れる先生やクラスメイトが変わったから、問題行動でなくなった。

 

学校時代に、障害の有無で選別されて違う場所で過ごしても

社会人になったら、共存して生きて行かねばならない。

大人になってから、地域の障害者を受け入れましょうと呼びかけても

どうすればいいか、わからない人が多いんじゃないか。

大空小学校の児童が、泣いたり怒ったりしながら

運動会では、世界一難しいリレーを通して

他者との違いを受け入れ、自分が勝っていたら助けるという行為を

自然に体得して卒業するところがいいなあと思った。

 


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この世で一番怖いもの

2015年05月22日 | Weblog

出席を取る時にいろいろな質問をする。

はい!という返事で充分なのだが

質問すると、その学生をより多く理解できるし

学生達も、この時間だけは居眠りしないで起きて

発表者の答えに耳を傾けて反応している。

 

「あなたにとってこの世で一番怖いものは何ですか?

 正解はありませんので ご自由にどうぞ

 私が今、怖いのは、南海トラフの大地震や他の国との戦争で

 どちらも、親しい人を失ったり、穏やかな日常を失いそうだから」

学生の返事は・・・

昆虫 犬  おばけ幽霊  納豆

兄貴 かあちゃん  彼女

車の事故 病気 死ぬこと お金がなくなること

人間  女(女友達)  孤独 殺人する人のこころ 

 

どのクラスにも、人間が怖いと答えた人が複数いて

しかもおとなしい目立たないタイプの人たちだったので

真剣に私の問いに向き合ってくれたと感じている。

女友達の怖さや、人間に対する恐怖を抱えながらだと

まさに<友達地獄>

クラスに登校するので、精一杯じゃないかと想像した。

優しい人に出逢って、いっぱい優しくされて、人間が好きになってほしいと強く願う。

私にできることを、やろう!


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ありがとう55

2015年05月17日 | Weblog

理美容保健は、臓器の形や名前 その働きを学ぶので

プリントワークでは、学生の皆さんに絵や表を書いてもらったり、

もし小学生からの質問に答えるとしたら、どんな言い方がわかりやすい?と

教科書の内容を、自分の言葉でまとめてもらいます。

 

教科書を読んでいる間でさえ居眠りする人でも

プリントワークの時間には、全員取り組んでいます。

ところが、6月を過ぎた頃には、ポイント格差が現れ

プリントワークを拒否して、寝たふりで時間を過ごす人が出てきます。

 

することが無いと、退屈

することが難しい、多過ぎると 拒否

このバランスを考えるところが成功の秘訣かもしれません。

 

早く仕上げて、しかも丁寧 (1ポイント)

早く仕上げるが、雑     (1ポイント)

遅く仕上げるが、丁寧    (1ポイント)

遅く仕上げても、雑     (1ポイント)

仕上げない          (0ポイント)

絵の苦手な人もいるから、提出したらOKにして

ポイントの合計が<平常点>になると伝えてあります。

凄く頑張った人には評価不十分で申し訳ない気もするのですが。

 

90分授業が半分過ぎた頃、提出プリンの返却を行います。

前まで歩いてくるだけでも気分転換できるかな?と変化をつけてます。

学生が55人いて、どうもありがとうと両手で手渡すので

木曜日は55回以上「ありがとう」を言います。

今は、両手で受け取る人と片手で取る人いますが

ひったくったら、その場で注意するので

2年後には、多くの人が両手で受け渡しできるようになります。

 

凄くしんどい作業のあとは、お隣の人と

プリントを交換して、互いに健闘をたたえる

応援メッセージを記入してもらいます。

まだ、知り合って間もないから緊張しながら書いている様子です。

優しいメッセージをみると私の方が癒されます。

「真剣に頑張っていたね」

「書くのが速いですね」

「普通ですね」

 

A君「普通ですね、は応援メッセージですか?」

 「普通じゃないよりも、できているという意味では 認められたってことかな?」

B君 (うんうんと笑ってる)

 「A君はなんて書いてほしかったの?」

A君「きれいですね、とか、上手ですねとか、まあ、いいですけど・・・」

 「そうですか、きれいにかけたんでしょうね。 B君、次は参考にしてください」

B君 「はーい」

こうして、少しずつ、親しくなっていくのを感じるのが好きです。

 

 

 

 

 

 

 


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自己満足

2015年05月12日 | Weblog

「下痢したから今日は休む」と、母から電話がありました。

「はいはい、今日はお休みね」と

最近は、理由を聞いたり、無理やり連れて行くことはしません。

台風のせいで、今日は風がかなり強いから転倒注意、外出には向きません。

 

下痢と便秘で、先日、人間ドックで大腸がん検診をうけましたが異常なし。

抗生物質の軟膏を長期間使用しているので、副作用で下痢したかもしれませんが、

あんがいストレス性のような気もします。

運動に行く日は、いつも「今日は寝ていたい、しんどい」を訴えます。

でも、運動のあとランチを食べて、買物をして帰ると、体調がよくなっているのです。

 

運動に連れてゆくのは、止めてもいいと考えてはじめています。

本人が望んでいないのに、必要だからと強制し、

寝たきりになるよと脅迫するのは、可哀想に思えてきたからです。

自宅でずっと寝ていたいなら、そろそろ、そうしますか。

母が運動を続けていると、結局、私が安心できるだけです。

寝たきりになったら、それを受け入れる覚悟をすればいいのです。

私が母の立場なら、しんどくてやりたくないことは、したくないもの。

楽しくなければ、続かないのは当たり前。

母が楽しいと思えるものがあれば もう一度探して、

身体を動かすきっかけにしてもいいかもしれません。

 

距離のある人には客観的に冷静に接することができるのに

親しい人には、ついつい感情を抑えるのが難しい・・

裏返せば、愛しいということです。

 

さて、今週のどこかで「みんなの学校」を見に行こうと思います。

「ダメダメ、それでは、いかんやろ!」の私が変われるといいなあ~

 


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2つ以上の居場所

2015年05月11日 | Weblog

湯浅さんもおっしゃっている。

「一つしか居場所がないと、そこで問題を起こしてしまい、唯一の居場所さえも失ってしまう。」

 

気持ちよく暮らすために、誰もが2つ以上の居場所を持つことが必要。

居場所とは、物理的なスペースというよりは、むしろ、そこで出逢う人との交流が重要だと思う。

母の居場所

1 自宅 誰からも邪魔されず昼寝できる。

2 週に二日のデイサービス お風呂に入れる。三婆?でおしゃべりできる。

3 週に一回のカーブス 他の利用者さんと挨拶、運動するとスタッフさんに褒めてもらえる。

4 週に一回の娘とランチ&買物 美味しいものを食べられる、不平不満を愚痴る。

5 週に一回の病院 ドクターや福祉車両の人に親切にしてもらう

6 今月末に<米寿のお祝い会>  伯母と<うどんをすする会>

 

人は誰もが、認められて安心する、これは胎児からの本能。

そこにあなたが居る事を、私は知っていますよという挨拶を

貰える場所が居場所だから、

何もしないでただ待っていれば、明日、自然にできている!というものでもなさそうだ。

勇気を出して、かかりつけの美容室を見つけるのでも良い

勉強や趣味のサークルに入るのでもいい。

もしも、部屋から一歩もでられないのなら、

部屋まで訪問してくれる人を探すのもよい。

その人が来てくれたら、いつもの部屋であっても、

違う居場所になるんじゃないかと思う。

 

 


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優しい人

2015年05月05日 | Weblog

4月30日(雨)

今朝、横断歩道で優しい人を見た。

電停の近くに工事現場があって

そこで働いているのか、作業服を着た若者が

雨の中、高齢女性の荷物を持ち、手をひいていた。

優しい人は、男女によらない、年齢によらない。

 

<専門知識>を理解し、<技>を身につけて資格を取っても

<人間性>が伴わないと、就職後に長く続けることができないと思うので練習が大切だと思う。

「あなたに逢えてよかった」とお客さんから学生が感謝される場面を想像するのが楽しみです。

どの学生も優しさの苗を持っているので、たくさん栄養を与えられるように

優しく振る舞える私でいられますように。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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