笑顔浴

優しい時間

驚かせて、すみません。

2019年04月29日 | Weblog

4月29日(月)

「転倒した記録を読んだよ」と 

早々に。救いの手や、お見舞いメールをいただき、ありがとうございます。

 

今日は16日め

痛みも日々やわらいで、それに伴い行動範囲が広がりました。

もう、椅子を使わなくても動けます。

低い椅子なら座れるし、椅子を利用してベットで寝ています。

膝立ちができたので、蛇口にも手が届きました。

もうすぐ、2本杖で歩けそうな予感がします。

 

歩けるようになった時の お愉しみを考えると

モチベーションが高まります。

古い雑誌の処分をしたり、TVを観たり、本を読んだり

痛みを指針に、のんびりやっていますので

どうぞ、ご安心ください。

 

日頃から よく転んでいますが

どうも、1年に1回位、転倒の後が長引くので

私の戒めにしたり、経過を忘れないために 記録しています。

驚かせてしまって、ごめんなさいね!

 

 

 


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皇后さまと「でんでんむしのかなしみ」

2019年04月29日 | Weblog

4月29日(月)

 

10連休3日目です。

今日は昭和の日

明日は、平成最期の日

明後日は、令和が始まる日

令和になっても、どうか「平和」が続きますように!

 

昭和から平成に改元した頃は、

今日ほど時代を振り返らなかったのですが

終活も兼ねて 手つかずの古い書類整理をしました。

 

すっかり忘れていたものを手にすると、

急に懐かしい人々のことが、思い出されます。

亡くなった方も 何人もいらっしゃいますが、

皆様、お元気で 今日をお過ごしでしょうか。

その節は、大変お世話になりました、ありがとうございます。

 

少し片付いたので、その後は

皇室の特集TV番組を、長い時間ずっと観ていました。

断片的に耳にしたことのある

皇后さまと「でんでんむしのかなしみ」が

今日やっと、結び付きました。

 

------------皇后様と「でんでんむしのかなしみ」をめぐって  末森 千枝子(児童図書編集者)より引用---------

1998年、皇后様は、インドのニューデリーで開催された

IBBYの世界大会にて、ビデオテープによる基調講演をされました。

講演のテーマは「子供の本を通しての平和ー子供時代の読書の思い出ー」

思い出の最初にお話になったのが、新美南吉の「でんでんむしのかなしみ」でした。

 

「まだ小さな子供であった時に、一匹のでんでん虫の話を聞かせてもらったことがありました。

不確かな記憶ですので、今、恐らくはそのお話のもとはこれではないかと思われる、

新美南吉の「でんでん虫のかなしみ」にそってお話いたします。


そのでんでん虫は、ある日突然、自分の背中の殻に、悲しみが一杯つまっていることに気付き、

友達を訪ね、もう生きていけないのではないか、と自分の背負っている不幸を話します。

友達のでんでん虫は、それはあなただけではない、私の背中の殻にも、悲しみは一杯つまっていると答えます。

小さなでんでん虫は、別の友達、又別の友達と訪ねて行き、同じことを話すのですが、

どの友達からも返ってくる答えは同じでした。

そして、でんでん虫はやっと、悲しみは誰でも持っているのだ、ということに気付きます。

自分だけではないのだ。私は、私の悲しみをこらえていかなければならない。

この話は、このでんでん虫が、もうなげくのをやめたところで終わっています。

 

その頃、私はまだ大きな悲しみというものを知りませんでした。

だからでしょう。最後になげくのをやめたと知った時、ああよかった、と思いました。

それだけのことで、特にこのことにつき、じっと思いをめぐらせたということでもなかったのです。

しかし、この話は、その後何度となく、おもいがけないときに私の記憶に蘇ってきました。

殻一杯になる程の悲しみということと、ある日突然そのことに気付き、

もう生きてはいけないと思ったでんでん虫の不安とが、私の記憶に刻みこまれていたのでしょう。

少し大きくなると、はじめて聞いた時のように、「ああよかった」だけではすまされなくなりました。

生きていくということは、楽なことではないのだという、

何とはない不安を感じることもありました。それでも、私はこの話が決して嫌いではありませんでした。」

(中略)


読書は、人生の全てが、決して単純ではないことを教えてくれました。

私たちは、複雑さに耐えて生きていかなければならないということ。

人と人の関係においても、国と国との関係においても。」

皇后様の講演が終わると、会場は割れんばかりの拍手が起こり、

拍手をしている多くの人が、感動のあまり、うっすらと涙をうかべていました。


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ネットスーパー利用

2019年04月28日 | Weblog

4月25日(木)

 

2Lの水が あと1本になったので

昨日、イオン(ネット)スーパーで注文した。

蜜柑やリンゴ、サラダも届けてもらおう。

海老ピラフは楽しみじゃ、気分も明るくなる。

配達手数料は1000円、 郵便局の人が配達してくれた。

 

13時に玄関の鍵をあけて

14時-16時の指定時間は インターフォンの下で待機。

眠くなって、ウトウト昼寝してしまった。

15:30にインターフォンの音で目覚める。

オートロックの自動ドアを開けて 玄関に向かう。、

 

直ぐに エレベーターで上がって来られて

ピンポーン!ピンポン ピンポンと うるさいほど押し続けている。

それでも、出てこないので、

今度はドアを ドンドンたたいて名前を呼んでおられる。

「だから。時間がかかると、注文書に書いておいたでしょうが」と 私なりに急ぐ。

連休前でお急ぎなのだろう、いよいよ玄関のドアを開けて名前を呼んでいる。

「はーい」と返事すると、静かになったので、安心なさったか。

 

じわじわ這って登場した私に、驚いて息を飲んだ様子だった。

「荷物は、そこに置いてください」

「水はここに置きます、林檎も重いですよ」

彼なりに、私が取りやすいよう考えて 一列に並べてくださり

「お大事にしてください」とドアを静かに閉めて行かれた。

 


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突然の不幸

2019年04月28日 | Weblog

4月19日(金)

しょうが湯と蜂蜜作戦で、

胃液の逆流が止まり、飲食中、しみなくなった。

1週間がくるが、痛みで立ち上がれない。

身体は、薄皮を剥ぐように回復している。

 

少し、食欲が出てきた。

今日は、いわしの缶詰 インスタント味噌汁も食す。

野菜室から茶色に変色したバナナを取出し、

フローリングの上に アルミ箔で簡易まな板を作って

フルーツナイフで輪切りしたのを、冷凍パンの上に並べてトーストする。

調味料棚のシナモンシュガーを アームハンドで掴もうとしたが失敗。

それでも、90点の味。

 

今日は、車椅子を探した。

参考にしたのは、脊髄損傷で一人暮らしをしている人のブログ。

電動車椅子でのお出かけは、どうしても介助者が必要だねえ。

自走式の車椅子は軽量でないと 私ひとりで車に乗せられないねえ。

最近は、車椅子アシストもあるのね!

 

脊椎損傷は、仕事や学校行事・スポーツの事故や

交通事故やその他の疾患から神経麻痺が後遺症に残る。最近、話題になったのは、

2018年4月、強風で倒れてきた木製の案内板の下敷きになり負傷。狩野ともこさん

2017年、ドラマの撮影中、自転車で転倒、全身を強く打ち負傷した。滝川英治さん

ユーチューブのドキュメンタリー番組を見ていて 涙が出た。

突然、身体の自由を奪われた悲しみを

本人もどう表現していいか、わからないと思った。

かける言葉は みつからない。

それでも生きられる日本で良かったと感謝する。

 

池袋で大勢の人を巻き込んだ交通事故が起きたニュースを見た。

あの負傷者の中にも、怪我で人生が狂った人がいるかもしれない。

そのご家族の人生まで 変えるかもしれない。

自転車の母娘が亡くなって、ご遺族は今、どんな時間を過ごしておられるのだろう。

87歳の加害者と奥さんとご家族も 重苦しい時を耐えておられると思う。

交通事故は私も加害者になるし、被害者になるし

その おそろしさに おののく。

 


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看脚下

2019年04月28日 | Weblog

4月16(火曜)

 

先週、咲き始めた春菊は、今週、満開の予定だった。

水をあげないので、元気を失い始めたのがわかる。

ネギも、種まきしたハーブも、全滅だろう。

ごめんね、ベランダにも出てゆけないのじゃ。

 

胃が痙攣したり、手指先だけが2時間ほど異常に脈を打ち しびれた。

ストレス反応と思われる症状が現れている。

しょうが湯を飲んで、痛み止めクリームを塗る。

リラックスしようと、CDを流して歌ってみる。

 

  看脚下

 「突然の風で 手元の明かりが消えてしまい、

 山道の途中で目の前が真っ暗になったら、

 足元に集中しなさい。」

 という禅の教えを思い出す。

2次被害を最小にとどめ、現状を確認して

よく考えて、行動しなさいということらしい。

パニックに陥って騒いだところで、

朝日が昇るまでは、暗闇の中。

 

飲食に気を付けて、痛みに耐えよう。

 

 


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後悔

2019年04月28日 | Weblog

 

4月15(月)

 

せっかく車椅子生活を想定してリフォームしたのに

車椅子を購入してなかった事が、悔やまれる。

いきなり 一番苦手な床上生活である。

次回に備えて車椅子を必ず購入しよう!

しかし、普通の椅子さえ座れないのに

どうやって車椅子に乗ろう?

 

食欲が全くないから、非常食だけで十分。

青菜ごはん 梅ジャコご飯 わかめごはん

を探してきたので、お湯を注いで、お粥にして食す。

1袋で3回分は 食べられる。

青汁か、ダイエットスープも一緒に飲もう。

胃液でただれた食道がしみる、つかえた感じがする。

今夜は、蜂蜜をしつこくなめて 寝よう。

 

膝は腫れて熱い。

身体は寝ていても痛む。

万事休す。

痛みは、行動を抑制するために存在する。

無理して動かなくてもよいだろう。

 

独りで外出できる迄、申請書の郵送や

会費の銀行振込みが 遅れる事をお知らせする。

今週と来週の2週間分のキャンセルを 粛々と連絡。

机の奥に置いたパソコンに手が届かないので

携帯電話からメールする。

 

インターフォンが鳴り、電話も鳴るけど、

近づくまで、考えられないほどの時間がかかる。

こちらの様子を知らないから、当然 待ってもらえない。

 


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わんこの車椅子

2019年04月28日 | Weblog

 

4月14日(日)

朝から、胃液が逆流して 頭がぼーっとしている。

吐くたびに、消化管が焼けるようじゃ。

異常事態に対するストレス反応だね。

 

 

床を移動すると、身体中が 超痛い。

ふと、良いものを見つけた。

頭を上部に乗せ、腹を下部に乗せて

車もついているから、両手で移動しやすいじゃないか。

しかも 疲れたら、そのまま身体を預けて休める。

我ながら、ナイスアイデア! と喜ぶ。

 

胃液の逆流をなんとかすべく、

冷凍しょうがを、引っ張り出すことに成功した。

電気ポットを ワゴンからひきずり降ろし

重たい蜂蜜は、マジックハンドで苦労してゲットした。

 

10年前に、

バリアフリーへ改築しておいて助かったのは

シャワーを浴びれたこと。

出血してストッキングと固まった カサブタをふやかす。

裸になってみると、内出血をあちこちに発見。

 

頭を怪我せず、本当にありがたい。

付属病院で同じ病室の 好きだったお姉さんの真似をしてみる。

「痛ーい! ナンノコレシキ!」

勇気がでるのは、言霊の力に違いない。

 

衣・食・排泄ができて、インターネット環境があれば

ひきこもりは 可能だ。

できない事を嘆くより、今ここで、できる事を試そう。 

 

 

 

 


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助けてください2

2019年04月28日 | Weblog

4月13日(土) 8:15 薬学部に到着

車の傍で、体重をかける練習をしていると

女子学生から「お手伝いすることはありませんか?」と

声をかけてもらう。

「嬉しい」気持を伝えて、「今は大丈夫です」と返事する。

 

しばらくして、

「おはようございます、先生、何をしてるんですか?!」と

岡村教授が声をかけてくださる。

簡単に説明すると、直ぐに車椅子を探しに走って行かれた。

車椅子に乗せてもらって教室まで、押してもらう。

学生達が扉を開けてくれる。

井上先生が「大丈夫ですか!」と、駆けつけてくださった。

「いえ、大丈夫では、ございません~」と甘える。

出勤簿を事務局からわざわざ持って来てくださる。

「皆様、本当にありがとうございます。」

 

12:10 授業が無事に終わる、やれやれ安堵。

お見送りいただき、一目散に 復路を車で駆ける。

膝は腫れと熱を帯び始め、痛みが増している。

 

 

15:00 マンション駐車場に到着。

気合を入れて、外壁沿いを じりじりと休みながら進む。

驚いた女性が「大丈夫ですか」と

自宅ドア前まで、付き添ってくださる。

「いつでも助けますから、呼んでください」と何度も言っていただく。

その言葉だけで、元気がでました。

 

 

15:30 玄関到着。

「ああ、とくかく疲れた」・・しばらくその場に崩れる。

緊張が抜けて脱力。

気を取り直して・・・これから、病院に行くか?

もう一度駐車場まで、歩きたくない。

診察して帰るなんて、想像するだけで しんど過ぎる。

骨折ではなさそうだ、このまま休みたい。

 

排泄の準備だけは、せねばなるまい。

床の上に両足を投げだした状態から、

両手の力だけで、便器に腰かけられるか?

それができない場合は、おむつ作戦である。

 

疲れて、うとうとして目覚める

そうだ、水分補給を忘れていた。

昨晩から 何も口にしていなかった。

 

蛇口に手が届かないけど、ラッキーなことに

トイレに、防災用の飲料水を 2L×7本 並べてあった。

塩昆布と水を飲む。

今夜はとても眠い。

ベットに上がれないので、カーペットの上で寝る。

何もかもめんどくさい、あした、考えよう。

  

 

 

 

 


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助けてください

2019年04月28日 | Weblog

4月13日(土)は薬学入門Ⅰで、

9:00~1年生とお会いする日だった。

ところが、朝、ホテルの部屋で転倒し、

利き足の左膝をグリンと変な感じでひねった。

しばらく、床の上で 転げたままの姿勢で 痛みに耐える。

どこを打撲したのか、よくわからないけれど

膝がとても痛む。

 

2時間後に迫った本日の授業さえ乗り切れば

あとの事は、あとで考えよう。

とにかく、ここを出て大学に到着するのだ!

 

床の上から両手の力だけで

どのように椅子に座ったのか思い出せないが・・・

とにかく火事場の馬鹿力で

補装具を引き寄せて装着してみた。

・・・立ち上がれない。

これは、かなりヤバい。

 

フロントに電話をかける。

朝の忙しい時間帯に お世話をかけることになり躊躇するも

助けがないと、どうにもならないのは、はっきりしている。

「転倒して動けません、助けてください」

 

車のトランクから予備のクラッチを持って来てもらって

杖2本と右足で立ち上がる。

体重をかけようとすると、力が抜けるので

歩幅1歩を、8刻みで進む。

動いてるより止まっている時間が長い私に

黙って気長に付き合ってくださり、荷物を運んでくださった。

本当にありがたい。

 

車は手だけで運転できる改造車なので

とりあえず、大学に向かう。

 

 

 

 

 


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目の前で衝突、道徳ではない

2019年04月28日 | Weblog

4月11日(木)17時前だったと思う。

 

学校を出た直ぐのところで

右折して こちらに進入してきた車と

舗道を走ってきた自転車の女性が衝突した。

3mも離れていない距離で起きた事故、

私とぶつかったとしても おかしくなかった。

はねられた女性は、なんとか座って 呆然と動けなかった。

 

慌てて車から降りてきた女性は 私と同年代の人だった。

「ごめんなさい、西日が眩しくてよく見えなかった」

「救急車を呼びます。車を路肩に移動します。」

と冷静に対応されていた。

通りがかった人達が、黙って散らばった荷物を集めてあげて

言葉少なく、立ち去った。

私は、しばらく傍にいた。

(直ぐに立ち上がらないのは、普通じゃない。大丈夫じゃない。

 知らずに通る車から 路上の彼女を守らなくては、と思った)

とんでもない状況に置かれた時、人は他人に親切にする。

それは、道徳などではなく、人間の本能だと感じた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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