理美容保健は、臓器の形や名前 その働きを学ぶので
プリントワークでは、学生の皆さんに絵や表を書いてもらったり、
もし小学生からの質問に答えるとしたら、どんな言い方がわかりやすい?と
教科書の内容を、自分の言葉でまとめてもらいます。
教科書を読んでいる間でさえ居眠りする人でも
プリントワークの時間には、全員取り組んでいます。
ところが、6月を過ぎた頃には、ポイント格差が現れ
プリントワークを拒否して、寝たふりで時間を過ごす人が出てきます。
することが無いと、退屈
することが難しい、多過ぎると 拒否
このバランスを考えるところが成功の秘訣かもしれません。
早く仕上げて、しかも丁寧 (1ポイント)
早く仕上げるが、雑 (1ポイント)
遅く仕上げるが、丁寧 (1ポイント)
遅く仕上げても、雑 (1ポイント)
仕上げない (0ポイント)
絵の苦手な人もいるから、提出したらOKにして
ポイントの合計が<平常点>になると伝えてあります。
凄く頑張った人には評価不十分で申し訳ない気もするのですが。
90分授業が半分過ぎた頃、提出プリンの返却を行います。
前まで歩いてくるだけでも気分転換できるかな?と変化をつけてます。
学生が55人いて、どうもありがとうと両手で手渡すので
木曜日は55回以上「ありがとう」を言います。
今は、両手で受け取る人と片手で取る人いますが
ひったくったら、その場で注意するので
2年後には、多くの人が両手で受け渡しできるようになります。
凄くしんどい作業のあとは、お隣の人と
プリントを交換して、互いに健闘をたたえる
応援メッセージを記入してもらいます。
まだ、知り合って間もないから緊張しながら書いている様子です。
優しいメッセージをみると私の方が癒されます。
「真剣に頑張っていたね」
「書くのが速いですね」
「普通ですね」
A君「普通ですね、は応援メッセージですか?」
「普通じゃないよりも、できているという意味では 認められたってことかな?」
B君 (うんうんと笑ってる)
「A君はなんて書いてほしかったの?」
A君「きれいですね、とか、上手ですねとか、まあ、いいですけど・・・」
「そうですか、きれいにかけたんでしょうね。 B君、次は参考にしてください」
B君 「はーい」
こうして、少しずつ、親しくなっていくのを感じるのが好きです。