かたつむり

サイゼリアに入りました。

エスカルゴもタコも、あまり美味しそうに見えないけど

最初に食した人は、どんな料理にしたんでしょうね。

 

 かたつむりは、性別がなく雌雄同体で、

互いに精子を提供し、互いが子供を土の中に産むそうです。

自分の身体が分裂して増殖するグループは、

出会いが無くても困らないけど

協力して子孫を残すグループは、物言わぬかたつむりでさえ

仲間を求めて活動せざるを得ず。

 

かたつむりは、

どこに仲間がいるかを知っていて、そちらに向かう。

スロー　スロー

時間を早送りしないと、忘れてしまいそうな歩みで　

クイック　クイック

小さな目を最大限に動かして、相手を探すのでしょうか

 

去年の夏は、深夜～早朝の電話相談に入りました。

心の病を患った方から「結婚できない」悩みを頻繁に受けました。

交際相手も、気になる人もまだ不在なのに

結婚がすべての問題を解決する勢いでした。

寂しいから、結婚したい人　　

親が高齢だから、結婚したい人

将来が不安だから、結婚したい人

今が不幸だから、結婚したい人

貧乏だから、結婚したい人

家事ができないから、結婚したい人

ＳＥＸしてみたいから、結婚したい人

 

一人でいることが、どれほど辛いか聴いた後で、

話が途切れたら

他者と出逢うために、他者から気に入ってもらうために

今、どんな努力をしてらっしゃるの？と質問すると、

多くの返事が、申し合わせたように似ていました。

薬を飲んでるから、したくても何もできない。

通院で忙しい。

体調が悪いから、誰とも会いたくない。

医者から、何も考えるなと言われてる。

自分は病人だから何もしないし　してはいけない。

 

小さい頃までさかのぼり

誰かに褒められたこと、或いは、あなたの魅力を

私に教えてくださいとお願いすると・・・

 

「何もない」と答える方には、

早くご縁があるといいですね、それまで、

恋愛小説やＤＶＤを見て、あなたの魅力を高める勉強をするのはどうでしょう？と提案し

「歌が上手い」「走るのが速い」「我慢強い」「持家がある」と、

ご自分をふりかえる方とは、一緒に小さな自信を育もうとしました。

 

寂しさを感じなければ、他者を求めないわけですから

集団で暮らす私たちが、

生れた時から誰かを求めるように

遺伝子に、寂しさが組み込まれたのかもしれません

あなたが、寂しさを感じたら

それは、出逢いのチャンスです。

 

 

 

夏祭り

 

 

成田空港から電車に乗って駅に着きました。

ホテルと反対方向の、大きな音に引かれて、寄り道。

夕方の涼しい風が、わりと強く吹いて

夏祭りののぼりが、あちこちでパタパタと音を立てました。

 

グループの名前を聞き逃したのですが、

「いつもは、渋谷のライブハウスで活動しているロックバンドで

夏祭りに来たのは初めてです」と、お話もしてくれます。

歌も演奏もパワフルというか、エネルギッシュ！

ダンスやパフォーマンスも決まってる！

 

舞台の下に並べられた2列の椅子にお行儀よく座っているお年寄りと

駅の構内から遠巻きに見ている私たちからパラパラと拍手がおこるものの

散歩の犬が通る、子供が走る

食べるのに夢中なご家族や中高生

あちこちで盛り上がる若者達

夏祭りの実行委員の人は見回りに忙しくてウロウロ・・・

 

呼びかける　語りかける　演奏する　

周囲の無反応など、ものともせず

ただひたすらに演奏し続ける彼らは凄い、

思わず遠くから手を振りました。

ありがとう～！

 

 

 

 

 

飛行機恐怖

暑中お見舞い申し上げます。

サツマイモの端っこを　ジャムの瓶に入れておいたら

観葉植物みたいに育っていました。

 

7月20日～22日まで、千葉県に行きました。

最後まで悩んで、数年ぶりに飛行機に乗りました。

東京までなら夜行列車で行くほど、飛行機嫌いの私。

飛行機＝墜落　の構図が強すぎるのでしょうか

恐怖が強くなると、嫌なものから逃れるように　

離陸直後から無性に眠くなります、

大変よくできた私の身体防御反応でしょう。

 

ところが自然に恐怖を感じるわりに、論理的ではありません。

たとえば、この1か月に、国内で　何回、飛行機の事故が起きた？

事故の確率は凄く低く　こうして無事に旅を終えてるのに

飛べば落ちる（100％）という、過剰なイメージの修正で

高所恐怖症を克服したいものです。

 

 

ゴキブリが怖い

蛇が怖い

狭い空間が怖い

貧乏が怖い

死が怖い

そして、他人が怖い

 

どれも理屈ではない　とらわれた恐怖です　

生活に支障がなければ、そのままでよいし

生き辛さを感じたら

偏ったイメージを解きほぐす勇気と

価値観が異なる「怖くない人｝を、助っ人にさがしましょう。

「え、なんで？」と、違う意見を教えてくれるはずです

 

　

 

 

 

 

 

 

 

植物を食らい

和という漢字は、植物を喰らうと書く

食べるという行為は、リラックスの行為だから

集まって一緒に食べると

自然に　和やかな雰囲気になる。

 

家庭でも、職場でも、学校でも、地域でも

孤食が増えて久しい。

 仲良くなりたいなら、一緒に食べることから始めるのがいい。

最初は、会話など　なくていい。

同じテーブルにつく・・これで

半分は仲良くなれているに違いない。

 

仲の悪い者同士で席に着いたとき

私たちは、座った後の状態に注目してる

同じ机を囲んで座った事実を見逃している。

共に飲食している限り、

いつか、わかりあえる日が来る。

そんな気がする。

 

 

笑顔浴20130713

 

夏の笑顔浴は、

ローリング・センタッキーの皆さんをお迎えできました。

音楽と共に過ごす時間は楽しい～

頭がからっぽになって、現実を忘れるひとときです。

 

だらだらお茶会は

参加者で一番若いＡ君が１６歳だったので

みんなで、１６歳の頃を振り返って

その頃の私を紹介しあいました。

 

受験勉強が終わってほっとしたのに

高校の勉強が難しくて、苦戦してた私です。

 

 

美しカッケー

２９日３０日は、教育カウンセラー養成講座（初級）に参加して

片野先生や住本先生のエンカウンターを経験してきました。

「何度、初級を受講するんですか？」と聞かれて

たぶん、毎年受講してます。

講師もテーマも変わるので、いつもわくわく！

なんてったって、趣味が研修会参加ですから。

 

理美容師の卵の皆さんと朝のエンカウンターを続けてきました。

４月は「好きな色」「好きな食べ物」「好きな動物」・・だったのですが

７月に入ったので、ちょっと哲学的な問いも投げかけてみました。

昨日は、「美しさ」か「カッコよさ」について教えてもらいました。

 

「生き生きとした表情に、美しいな～と　つい見とれてしまう私です」

「人の見ていないところで、文化際の作業を黙々と続ける姿を

発見したとき、思わず、カッコイイと言いたくなった」

経験を話すと、私の考え方を少しづつ理解してくれてます。

一人を除いて全員が、かなり迷いながら、或いは、あっさりと教えてくれました。

＊どんな時にも、相手を不快にさせない美しさ

＊地道に努力する　カッコよさ

＊人間改造の（ピアスや刺青）カッコよさ

＊巨乳の美しさ

＊男気のあるカッコよさ

＊電車の中で席を譲るカッコよさ　（この日の朝、実行して、ひや汗をかいたそうです）

＊どこまでも夢を追いかけるカッコよさ

＊あきらめない美しさとカッコよさ

＊誰にでも公平に接する美しさ　（私の態度だそうで、嬉しい～）

別にありませんもＯＫにしています。

本音を自由に語れ、批判されない場を提供すると

突っ張っている割に、純情だったり

オトナシイ女の子から過激な言葉がでたり

お互いのことを知りあうと、心の距離が近くなります。

 

恩師の使う言葉を私が選ぶように

「無理に言わしたらいかんのよね、先生」と

時々、同じ言葉を彼らが使うと、ドキッとします。

気負わず、きれいな心で接することができますように。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

名義貸し詐欺

ハリーが亡くなって落ち込んでいる母が

またも「鴨ねぎリスト」の獲物にされました。

訪問してきた知らない人の名刺を見て、

「何の用じゃろか」と連絡するので、誠実な人なのです。

 

水曜日夜、叔母から

「さっき、電話したら、名義貸しで株を買うことになって明日、

人が訪ねてくると言ってた、怪しいから来ないように断りの電話をいれよと

　忠告したけど用心しておいて」との知らせがあり、

母に　電話に出ないか、即切るか、断るように言ったにもかかわらず

木曜日の午後には銀行に出かけ、指示通り「リフォームに使う」という理由で

預貯金すべて解約し、現金に換えて自宅で男を待っておりました。

 

名義を貸すとは、借金を肩代わりすることなのです。

断ろうとすると、家族に迷惑がかかると脅され

グループの数人から次々と電話がかかってきたそうです。

一人で、パニックに陥ったことでしょう。

ここで、母が賢かったのは、警察に言うなと言われて

西署に相談の電話を入れたこと。

知的犯罪部の刑事さんが来られ、男に電話をかけて「和解」してくれ

詐欺にあっていることを諭してくれました。

 

知らない男が訪問し、２日間で預貯金を騙し取られかけたので、

「世の中、恐ろしい人がおるもんじゃ」と深夜になっても興奮が収まりませんでした。

「警察に電話したのはグッドアイデアだった」「おそろしかっただろうね」

といったものの、このままで良いわけがない。

またか！と思うほど、アプローチされているわけで。

 

「電話には出ん、玄関のチャイムがなっても出ん」　

と繰り返す母が幼い子供のように見えて、切なくなりました。

老後を怯えて暮らさなくてよいように、対策を打たねば

次の業者が狙っているわけですから！

 

電話番号を変え、訪問者を目で確認できるものにしよう。

 

 

気持ちよく

「死」を意識すると、反対の「生」を意識します。

生きる時間は、

期間限定でした。

 

与えられた時間をつかって

私は、何をしようか　迷ってきました。

気持ちよく生きるために

必要なことも、不必要なことも、いろいろしてみました。

 

やってみて、

気持ちよくなれたり、落ち込んだりしましたが

結果じゃなくて、経過が面白いことに気が付きました。

 

 

 

 

 

 

 

なかよし葬

１週間前から衰弱したハリー君（１５歳）

「今朝は息をしていない」と電話が入りました。

 

目が見えないから不安だったのでしょうか、

近くに家人の気配がないと、変な声で呼びました。

身体に触れていると、スヤスヤ寝息をたてるのは、人と一緒です。

胸肉のスープを少し飲みました。

昨夜は徹夜になるかもと思っていたら

出血を拭いて新聞紙で身体を覆った午後１０時頃から静かな呼吸になりました。

 

ハリー君の体調悪化で、母の体調も不調でした

一日を寝て過ごすことが多くなり

時間の感覚がなくなるのでしょうか

数日前に起きたことを、今日の事のように語りました。

「ハリーは、死ぬねえ」を毎日、しつこく訊きました。

急に心細くなったと職場に電話もありました。

そのたびに、「その時がきたらハリーは死ぬよ」と、

繰り返しました。

 

父の選んだ犬ですから

あちらから迎えに来てくれたと思います。

ハリー君、私や母が旅立つときには、お迎えに来てね。

 

ペットの葬儀は初めてですが、

心の整理に儀式が役に立つかもしれません。

二人で見送るより、大勢の方がよい気がして

「なかよし葬」に参加してきます。

 

 

＊　お葬式は、母と二人でした。

　　ハリー君の旅立ちは仲間が一緒のようです。