![]() | 腰痛探検家 (集英社文庫) |
高野 秀行 | |
集英社 |
高野さんの「腰痛探検家」を読む。腰痛世界を密林やUMA探しといった辺境旅行に見立て、辺境作家である高野さんがその異次元ワールドを旅する仕立てになっている。腰痛に悩む自分を悪い男にだまされた女子に見立てたりといった比喩や、一見突拍子もないが見立てが、読んでるとなるほどと納得させられるほど的確である。
内容は腰痛に悩み、東洋医学から心療内科にいたるまで、さまざまな治療を受けるというだけの話だ。それでも面白い本に仕立て上げるところが高野さんである。しかしそう考えると、結局、高野さんはどんな話を書いても面白くなってしまうわけで、そうするとわざわざ辺境なんぞに行く必要はないようにも思える。それは辺境作家としては、はたしてどうなのだろう。ひょっとしたら、そのへんの自己矛盾を本人も抱えているのかもしれない。
今度会った時は、ぜひそのことを訊いてみようと思う。ちなみにわたしも腰痛持ちで、おまけに頸椎ヘルニアもある。いつか腰痛対談ができたら面白いだろうな。
こないだ角幡本新刊を買って一番ドキッとしたのが、もちろん本の内容もエキサイティングだったけれども、それ以上に本に「新刊案内」の折りチラシが入っていたことであります。
どこのどんな本にもはさまっている広告や新刊案内などなど。そこにこの「腰痛探検家」の人と角幡くんが一緒に印刷されて写っている姿に非常に違和感というか特別感というか、もうインパクト大でした。
日曜の講演会サトシと一緒に行こうと思います。
チベットの怪しい話楽しみにしています!!
同期タクヤの妻です。
夫が中国出張のため、
日曜日は私と娘で、鈴木家を代表してお話を聞きに伺います。
会社で宣伝していたら
同僚が興味を持ってくれた女性がいて
しかも旭川の方で、角幡さんと少なからず関係があるとの ことなので連れていきます。
楽しみにしております。
ちなみに
北極へはいつから行かれますか?