ホトケの顔も三度まで

ノンフィクション作家、探検家角幡唯介のブログ

日本のエクスプローラー

2014年12月18日 23時52分54秒 | お知らせ
ナショナルジオグラフィックのサイトで、「グリーンランド滞在日記」という新しい連載が始まりました。まだグリーンランドに滞在してもいないのに、滞在日記という変なタイトルになっています(つけたのは自分ですが)。

http://nationalgeographic.jp/nng/sp/explorer/

来年の3月からしばらくの間、シオラパルクに滞在し、その次の冬の最終的な極夜探検の準備に取り掛かるので、その間の日記的な報告をこのサイトで行う予定です。作品としてはオール読物の「太陽は昇らない」で書く予定なので、そこでは書けないような日常の雑事だとか、地元の人間とのくだらないやり取りだとか、グリーンランドでの生活面だとか、そういうブログ的な報告をこちらでしようということになってます。

ちなみに第一回は、まだ滞在もしていないので、装備の準備について書きました。一応、月に一度ぐらいのペースで書くことになってるので、次の回も滞在前。六分儀と橇の話でも書こうかな……。

なお、ナショナルジオグラフィックでこのような連載をすることになったのは、同誌日本語版の二十周年を記念して始まった「日本のエクスプローラー」という支援企画に選ばれたからです。

といっても金銭的支援を受けるわけではありません。私には自分の旅のために金銭的支援を受けることを拒否するというポリシーがあるので、金銭的支援を受けたくても受けられないのです。それで、ナショジオサイドから「金銭的支援が無理ならどういう支援のかたちがありますかねえ」と訊かれて、「そうですねえ。できるだけ多くの方に自分の活動を知ってもらえるような支援の形がいいですねえ」などと話をしているうちに、どういうわけか自分が何か書くということになってしまい、結局仕事が増えてしまったのだ。

よく考えると、おかしいな、これ。支援じゃなくて負担になっている。

ということで、興味のある方はたまに読んでみてください。

あと、幻冬舎の旧「星星峡」、現「幻冬舎プラス」で連載していた読書エッセイ「探検家の日々ボンボン」が『探検家の日々本本」というタイトルで二月に発売になります。私にとっては『アグルーカ』以来、二年半ぶりの単行本です。

それにしてもこんなに本を出していなかったのか。そして、次に本が出るのは一体いつになるのだろうか。