ホトケの顔も三度まで

ノンフィクション作家、探検家角幡唯介のブログ

ベスト・エッセイ2012

2012年06月29日 10時10分27秒 | お知らせ
ベスト・エッセイ〈2012〉
クリエーター情報なし
光村図書出版


日本文藝家協会編『ベスト・エッセイ2012』が光村図書出版から発売されました。以前、群像に書いた「探検家の憂鬱」という私のエッセイも収録されています。「探検家の憂鬱」は今度出る『探検家、36歳の憂鬱』にも載せていますが、そっちは多少加筆しています。

帯にはこの本にエッセイが収録された有名作家の名前がいっぱい載っています。私の隣は角田光代さん。「か」行でよかった。
小川洋子、加賀乙彦、角田光代、角幡唯介、亀山郁夫、川本三郎……。実にいいポジションだ。

ちなみにエッセイの内容は最近コンパにもてないという、どうでもいいものです。

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ハツラツ

2012年06月28日 16時23分00秒 | 雑記
今年の冬にまた北極に行こうと思っていて、五月から週に一回ほどトレーニングでボッカをしている。最近はクライミングも冬ばかりで、夏はあまりやらなくなった。クライミングの代わりのボッカをしているのだ。

これまでに行ったのは、浅間山、両神山、塔ノ岳、前白根山で、先週末に巻機山に登った。せっかくだからと百名山を中心に登っていて、そのうち『日本百ボッカ』という本を書こうと思っている。というのは、うそです。

ボッカといっても、正確には何キロ背負っているのか分からない。たぶん40キロか45キロぐらいだと思うのだが、体力が落ちていたのか、けっこう重く感じた。そこでこれは一度正確に測っておこうということで、先週、巻機山に行った時に体重計を持って行った。巻機山は頂上まで標高差が結構あるし、ちょっと軽めにしとこうかと思い、荷物の重さを35キロにして登ったのだが、これが軽い、軽い。とても快適に頂上まで登れた。いったい今まで何キロ背負っていたのだろう。塔ノ岳に上った時など、本当につらくて、大変だった。あれで30キロぐらいだったら、ちょっとショックで、北極に行くの、やめようかななんて思っていたのだが、たぶん45キロぐらいあったのだろう。

ということで35キロだと余裕をもって山に登れることが分かり、最近、私は元気です。エッセイ集のタイトルも『探検家、36歳のハツラツ』にしておけばよかったと後悔している。

『探検家、36歳の憂鬱』は7月中旬には店頭に並ぶと思います。

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探検家、36歳の憂鬱 カバーできました

2012年06月19日 22時37分59秒 | お知らせ
文藝春秋から7月に発売される『探検家、36歳の憂鬱』のカバーができました。
エッセイ集ということですが、今、現在、非常に酔っぱらっており、何を書いているのかわかりません。

ということでカバーの紹介をさせていただき、今日はこの辺でお開きにさせていただこうと思います。

どうもありがとうございました。

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アグルーカ最終回

2012年06月08日 00時26分06秒 | お知らせ
すばる 2012年 07月号 [雑誌]
クリエーター情報なし
集英社


アグルーカの最終回が掲載された、すばる7月号が発売されています。

連載を執筆するのは初めてだったが、今回は資料を調べながら書いたので、マニアックな内容に踏み込み過ぎたところがあった。調べていて、新しい事実に気がつくと、どうしても書きたくなっちゃうのである。現在、単行本化の書きなおしを進めているが、時間が経つと、余計なことを書いていたということがよく分かり、歴史の背景部分はバシバシ削っている。と同時に、連載では書けなかった面白いエピソードは、ガシガシ付け加えている。

いずれにしても、毎度のことではあるが、編集作業ってのは、やっていてけっこう楽しい。

ちなみに『探検家、36歳の憂鬱』の方は、初校ゲラも返して、作業的には山場を越えた。
あとはどんなカバーになるのか、楽しみである。

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