ホトケの顔も三度まで

ノンフィクション作家、探検家角幡唯介のブログ

私はスマホを買って失敗しました

2012年01月31日 10時25分58秒 | 雑記
目下、私が最もストレスに感じているのは、スマホの存在である。

実は数カ月前に、私は古くなった携帯をスマホに買い替えた。サムソンのギャラクシーⅡという機種である。これまでお世話になっている編集者の方々から、角幡さん、スマホ、いいですよーと薦められてきたので、これまで率直な感想を書くことを控えてきたが、もうダメだ、我慢ならない。

スマホって、なんで、こんなに使いにくいんだ。ふざけんな。

そもそも、でかい。でかくて、ジーパンのポケット入れると動きにくいし、だからといって、スマホごときのために鞄を持ち歩くのもあほらしいから、その結果、一人で外出する時は、携帯しなくなった。今、スマホは私にとって、限りなく固定電話に近づきつつある。もっとちっちゃくしろ。

また、両手を使わないとメールが打てないというのがいけない。みんな、これ片手でやってるの? 片手で扱うとしたら、右手の親指の長さが10センチは必要で、関節ももうひとつぐらいないと無理。今までメールの返信が早かったことが自慢だったのに、返信を限りなく先延ばしするようになった上、最近では返信しないことも増えた。円滑な人間関係に支障をきたしそうである。片手で扱えるようにしろ。

それに何、このタッチパネルって? 反応が敏感すぎるんだよ。「た」と打ち込もうとしたら、指がちょっとずれて「ち」になっていて、でもそのまま気づかずに10文字ぐらい打って、ようやく気づき、頭に来るので、メールを打つのをやめるということが何度もある。誰だ、こんな使いにくいシステム考えたの? ジョブズか? ふざけんな。指先が太い人は使いにくいですとか、そういう注意書きをつけておけておけ。

それにこれまでの携帯なら、着信があったらライトが点滅して、気がつくのだが、この携帯は着信があっても、画面を開かないと気がつかない。知り合いによると、スマホは携帯というよりも小型パソコンで、携帯の機能は付属みたいなものだからしょうがない、とのことだが、じゃあスマホという名称をやめて、スマパ(スマートパソコン)にすべきだ。電話だと思って、買っちゃったじゃないか。だまされた!

そして、通信障害。自分のうちでも電話がつながらないことがあるぞ、ドコモ! 

唯一のいい点は、いままでの古い携帯よりは電池のもちがいいこと。なにせ、電話とメールしか使わないうえ、メールをうつのもこれまでより面倒くさくなったので回数が減った。アプリも全然ダウンロードしていないし、外出時にはもっていかないから、ブラウザもほとんど開かない。スマホって普通は電池のもちが悪いことが欠点だったらしいが、私のようにほとんど使わないと、充電しなくても、3日はもつ。皮肉だ……。

こんなもん、みんな本当にいいと思って使っているのかね。みんなが良い、良いって言うから、そう思ってしまう、一種のプラセボ効果じゃないの。同じように思っている、声にならない声はたくさんあるんだろうな。

携帯買い替えたい! でもすごい高かったから、買い替えられない。ああ。このスマホ、投げつけて壊せたら、本当にすっきりするんだが。

とりあえず、思っていたことを書いて、少しすっきりした。いやー、よかった。関係各位には不愉快な思いをさせて、失礼しました。




  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

笛吹川

2012年01月31日 00時29分25秒 | 書籍
笛吹川 (講談社文芸文庫)
深沢七郎
講談社


深沢七郎『笛吹川』を読む。本の雑誌の、三万円の図書券で好きな本を買う企画の中で選んだ一冊だ。

舞台は戦国時代の甲斐。武田信玄が生まれた時から、勝頼が死ぬまでの、六代にわたる農民一家の物語なのだが、いやはや、とんでもない小説だった。最初は場面展開が早く、話の主語がすぐに変わってしまう文体にとまどったが、慣れると、深沢七郎独特の土俗的な世界観にずるずると引きずり込まれ、一気に読み終えた。

解説の町田康の言葉を借りれば、この物語に書かれているのは、どうしようもないことに直面したとき、人間はどうなるのかということである。いくさ、大水、お館様などなど、この農民一家の周りでは、どうしようもないことが結構、気軽に頻発し、それに振り回されて人々が簡単に死んでいく。簡単に言うと、命が軽くて、そのことを登場人物は変に達観している。

おそらくこの物語が現代の私たちに異様な迫力を感じさせるのは、私たちの周りに、こうしたどうしようもないことがなくなってしまったからであろう。いや実はあるのだが、少なくても私たちは日常生活の中で、どうしようもないことがあることを、ほぼ意識しなくなった。そして、どうしようもないことに振り回される世界を異質なものに感じる一方、それを意識しなくなってしまった自分たちの世界の平たさにも気がつき、心のどこかで、あっちの方が本当だったのではないかという気にさせられるからである。

個人的には『楢山節考』よりも傑作に思えた。いや、読んだ時期の問題なのかな。自分の年齢や経験のせいなのかもしれない。『楢山節考』も読み直そうかな。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

大谷不動本流

2012年01月29日 23時17分23秒 | クライミング


今週は大谷不動へ。メンバーはアルムクラブのウッチ―と、沼田山岳会のS野さんと北大山岳OBのS田くん。S野さんがスノーモービルを手配してくれるというので、アプローチゼロで、アイスを楽しむつもりだった。

しかし、そううまいことはいかない。思わぬ大雪にスノーモービルは、あえなく途中で動かせなくなり、林道にデポ。そこからひざ、腿、ついには腰まで埋まる深雪のラッセルを強いられた。右岩壁中央ルートの取りつきで二手に分かれ、午後4痔に集合する約束で、S野さんたちは同ルートへ、私たちは本流へ向かった。

本流はラッセルが延々と続き、一の滝の登攀開始が午後1時。そこから雪の量はさらに増え、塹壕を掘るようにメーンディッシュの二の滝を目指したが、結局、二の滝に到着したのが午後3時半となり、タイムアウト。思わぬラッセル敗退となってしまった。スノーモービルで体力を使わずにアイスを楽しむ予定が、体力ばかり使ってアイスは全然楽しめないという結果に終わった。

一方、S野さんたちは中央ルートの登攀に成功。みんなで登れなかったら、残念だったねと笑って帰るところだが、自分たちだけが登れなかったことが、何だかひどく悔しかった。他人の成功って、こんなに悔しいんだ……。改めて自分の人間の小ささに気づかされた週末であった。来週はリベンジだな。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

しもやけ

2012年01月26日 17時57分49秒 | 雑記
本の雑誌で、三万円分の図書券で本を買いまくるという夢のような企画があり、本日、池袋ジュンク堂本店へ行ってきた。もちろん後から購入の経緯を原稿にしなくてはならないのだが、本を読んだ感想ではなく、本を選んだ理由をレポートすればいいので、買った本を読まなくてもいいところが、この企画の素晴らしいところである。

一時間半ほどかけて、じっくりと16冊の本を選んだが、何を選んだかについては原稿に書かなくてはいけないので、ここでは書けない。困ったのは、本を選んでいる最中に、猛烈に足のしもやけがかゆくなってきたことだ。

実は東長崎の今のアパートに引っ越してきてからというもの、冬が来るたびに足のしもやけに悩まされている。当たり前だが、しもやけなんて小学生の時以来できていなかった。冬山や北極に行って凍傷にかかることはあっても、しもやけはできない。去年の冬は足の指先だけだったが、今年は恐ろしいことに、かかとまでしもやけになってしまった。かかとなんて、しもやけの全盛期だった小学生の時にもできていないのに。

しもやけになる理由は明白で、今の部屋がぼろすぎて、寒いからだ。部屋にはエアコンがあるが、暖められた空気はどこかの隙間からどんどん抜けていくらしく、設定を30度(最大)、風力4(同)にしても、全然暖かくならない。衣食足りて礼節を知る。この寒さでは節電なんてしようという気すらおきない。冷たい空気は下に沈むので、ちょうど足のあたりが一番冷える。仕事中は靴下を二重にして、ふかふかのスリッパまで履いているのだが、しもやけは一向になくなる気配はない。もしかして、かかとにしもやけができるのは、スリッパから外に出ているからだろうか。

とにかく寒い。そしてかゆい。書いているうちに、右足の踵がかゆくなってきたので、書くのを止めて、掻くことにする。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

夢のブライダルベール

2012年01月25日 16時24分38秒 | クライミング


21、22日の週末は、南アルプス荒川出合の夢のブライダルベールを登って来た。
21日にネルトンフォールを登ろうかと思っていたが、下部が氷っておらず、この日は3ルンゼの偵察のみ。22日に3ルンゼをつめて、ブライダルベールを登攀した。

核心の2ピッチ目は、完全にツララ状。私はこりゃ登れないなと思ったが、同行した沼田のS野さんが、ちょっと見てくると言ったまま、そのまま登ってしまった。もうちょっとアイスの練習をしなければ。




何よりつらかったのは、全身がずぶ濡れになってしまったこと。雪は湿っているし、氷からはぼたぼたと水が垂れてきて、パンツの中までびしょ濡れになった。どうやら私のヤッケとオーバーパンツ、あと靴も、防水性能が完全に失われてしまっていたようだ。5、6年着てるから、当たり前か。

まったく関係ないが、先日友達から、この前角チャンにすごい似てる人に会ったよ、とメールが来たので、阿部寛にでも会ったの? と聞いたら、笑われた。どうしてだろう。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

犬殺しの滝

2012年01月18日 21時38分07秒 | クライミング
平日にもかかわらず、さらに書かなければならない原稿を、いっぱい書いてないにも関わらず、探検部OBのU野さんと、今シーズン初アイスへ。西上州の犬殺しの滝に行ってきた。

なにせ物騒な名前の滝であるが、その由来は知らない。

荒船山登山口より、さらに先の林道を車でつめる。分岐点は右へ。道が行き止まりになったところから踏み跡を30分ほど歩く。途中で滝が見えてくるので、アプローチは容易だ。

滝にたどり着いたのはいいが、犬殺しの滝は氷結が甘く、下部15メートルの垂直部分は、まだツララが固まったばかりな感じで、不安定そうだ。だが週末に登ったパーティーがあったようで、氷に登攀痕が残っている。悪そうだけど、なんとか登れるかなあー、なんて見てたら、後から高崎ナンバーの地元パーティーが追いついてきた。

「いやー、小さいですねえ」
「普段はもっと大きいんですか?」
「もっと、バーンとなりますよ。もうちょっと後の時期ですが。でも、この時期にしても、ちょっと小さいなあ。これじゃあ、登る気しないですねえ。最近の人は氷を大事にしないから。もっと発達するのを待ってもいいのに……」

地元の方に、こんなことを言われたら、ちょっと登る気はしない。ということで、隣の子犬殺しの滝を4回ほど登り、今年の初アイスを終了。いい練習にはなった。

     *     *

すばる 2012年 02月号 [雑誌]
クリエーター情報なし
集英社


「アグルーカの行方」二回目が掲載された、すばる二月号が、すでに発売されています。

     *     *

最近、アーヴィング・ストーン『馬に乗った水夫』と、 ドミニク・ラピエール、ラリー・コリンズ『さもなくば喪服を』という、ノンフィクションを二冊読んだ。前者はアメリカの小説家ジャック・ロンドンの、後者は伝説の闘牛士“エル・コルドベス”マニエル・ベニテスの評伝で、いずれも常人にはまねできない、というか常軌を逸した人生に感銘を受けた。

面白かったのは、どういうわけか、二人とも若い頃は浮浪児で、電車に無賃乗車しながら旅を続けた共通点があることだ。無賃乗車の旅は、大きな人物になるための試金石であるらしい。あ、そういえば、私も学生時代はキセルで、よく山に行っていた。何せ毎週山に行っていたので、学生の分際でいちいち金を払っていたら、山には行けなかったからである。あの頃は、電車というのはどこまで乗っても130円だと思っていた。自分が乗っても乗らなくてもJRの売り上げは変わらないので、私は運賃は払わなくてもいいという理論武装までしていた。

アホすぎる。アホすぎるし、ジャック・ロンドンとエル・コルドベスに比べたら、人間が小さすぎる。

馬に乗った水夫―ジャック・ロンドン、創作と冒険と革命 (ハヤカワ・ノンフィクション・マスターピース)
クリエーター情報なし
早川書房


さもなくば喪服を (ハヤカワ・ノンフィクション・マスターピース)
クリエーター情報なし
早川書房

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

14日のイベントは満席

2012年01月11日 11時43分11秒 | お知らせ
先日お知らせした14日のヤマケイ文庫フェスティバルですが、もう満席で、当日券の販売はないそうです。
ぼく以外がビッグネームなので……。
どうももうしわけありません。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

荻田泰永サポート隊員募集

2012年01月06日 09時47分00秒 | お知らせ
昨年、一緒に北極圏を旅した荻田くんが、今年いよいよ北極点単独無補給徒歩到達の冒険に挑戦します。

カナダ最北の島ワードハント島から、氷の張りつめた北極海を約800キロにわたり徒歩で縦断し、北極点を目指そうというものです。
空からの補給はなし。無補給単独で成功すれば日本人初の快挙となります。

一緒に旅をした経験から言うと、荻田くんは極地探検家としては極めて優秀。成功の可能性はかなり高いでしょう。
ただ問題は資金集め。北極点から帰る飛行機のチャーターにお金がかかるようです。

ということでサポート隊員を募集し、皆さんからの浄財を募っています。
このせちがらい世の中に、一人で北極に通い続けた変わり者の集大成を、みんなで応援しようじゃありませんか。

1口1万円。いろいろ特典もあるようです。もちろん私も隊員です。

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
サポート隊員募集のページ
http://www.ogita-exp.com/homepage/northpole2012.html
荻田くんのホームページ
http://www.ogita-exp.com
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

よろしくおねがいします。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

お知らせ ヤマケイ文庫フェスティバル

2012年01月05日 09時40分02秒 | お知らせ
1月14日にヤマケイのイベントで講演を行います。
なんと、あの山野井泰史さんと絡みます。冒険することについて深いところまで突っ込みたいと思います。
彼の前で凍傷の話だけはやめておこう。あまりにもスケールが違いすぎるので。

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
◆ヤマケイ文庫フェスティバル
1月14日(土)
有楽町朝日ホール 千代田区有楽町2-5-1 有楽町マリオン11階
14:30開場
15:00~16:30 講演「元気な女性の山登り」田部井淳子×市毛良枝
16:45~17:45『レスキュー 篠原秋彦の軌跡』上映
18:00~19:30 講演『山と冒険』山野井泰史×角幡唯介
入場料 前売り1000円 当日1500円
問い合わせ 山と溪谷社 03-6744-1904
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

田部井さんとの絡みなら、雪男トークになっていたはずなのだが。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

北岳バットレス第四尾根

2012年01月04日 15時19分55秒 | クライミング
年末年始は予定通り、アルムクラブのウッチーとバットレスの四尾根へ。

29日夜に夜叉神トンネルを越えて、林道脇で一泊。
30日に池山吊尾根をボーコン沢頭手前の砂払まで登り、BCとした。ここまでは予定通り。計画では31日に登攀を終え、1日に下山と行きたかったが、そうは問屋がおろさなかった。

まず八本歯のコルから四尾根の取りつきまでに時間がかかった。下部岩壁をはしょって、緩傾斜帯から四尾根に直接取りつこうとしたが、どこか緩傾斜帯なのかよく分からない。いくつもの細かな尾根を越えて、腰までの雪をかき分けながら進んだが、どうみても傾斜がきつすぎてそのままトラバースするのは厳しそう。結局懸垂で下に下りて、下部岩壁から取りつくことにした。

下部岩壁の取りつきで山形からのパーティーが追い付いてきた。我々はDガリー大滝と思われるルートに取りついたが、登っている間に、山形パーティーが左の別ルートから簡単に抜けていった。我々の登ったのはDガリー大滝じゃなかったのかもしれない。2ピッチで越え、四尾根取りつきへ。山形パーティーは偵察だったらしく、その日は下山した。我々は四尾根リッジの右側の灌木帯をコンテで登り、ラビネンツークのようなルンゼをダブルアックスで1ピッチ登って四尾根稜線に出て、そこでビバークすることにした。トポに出ている白い岩のクラックとか、第一のコルだとかがどこなのか、雪が多くてよく分からなかった。

新年はツェルトをかぶってのビバークで迎えた。ビバーク前提だったので、コンロと寝袋と飯を持参しており、あまり寒くなかった。

四尾根は楽勝かと思っていたが、悪かった。1日は午前7時に出発。登り始めてすぐに山形パーティーが追い付いてきた。昨日トレースをつけていたので、八本歯のコルのテンバから25分で下部岩壁の取りつきまでやって来て、合計2時間で我々のビバーク地に達したという。

夏ならⅢ級程度の岩場なのだろうが、逆相気味のスラブに角砂糖みたいなスカスカの雪が30~40センチ積もっており最悪。途中で山形パーティーに先行を譲ったが、彼らの苦労していた。ビバーク地から3ピッチで3メートルの垂壁へ。懸垂下降を含めて6ピッチで枯れ木テラスへ。

枯れ木テラスの上は2010年に崩壊しており、崩壊部分の際のフレークを15メートルぐらいトラバースし、Dガリー奥壁のチムニーへ。チムニーはA1で越えて、先行していた山形パーティーのラッセルをたどって稜線に出た。テンバに戻るころには日は沈んでいた。

翌日下山。なお、鷲住山から見た荒川出合の各ルンゼはバリバリに氷っていた。近いうちにぜひ登りに行きたい。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする