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花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

負けないで

2021年08月09日 | 研究
誰よりも早く課題研究を終えた環境班フローラハンターズ。
頑張った甲斐あって、みんなそれぞれ面白いお宝データを手に入れました。
しかしのんびりしてるわけにはいきません。
9月に開催される学会主催の2つの発表会にエントリーしているのです。
そこで夏休み、発表するテーマごとに集まって
研究成果をまとめることにしました。
グラフ化されたデータは、いったい何を伝えているのか。
その理由として何が考えられるのか。
これを探るのがゲームのようで面白いのです。
今まで暑い温室で調査をしてきたのは
この日のためといっても過言ではありません。。
ところがエアコンなどない高校の教室や実験室では
長い間、頭を使っていると湯気が出てきそう。
窓を全開にしますが、あいにくの無風。汗が滴り落ちます。
ブルーベリー同様、暑い夏に負けそうな環境班です。
そのため環境班の夏の学習会は2時間という短時間。
集中して取り組んだら、さっさと退却。
短期集中で頑張っています。
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忘れられない夏がある

2021年08月08日 | 研究
昨日、ちょうど1年前の環境班トレジャーハンターズの
活動の様子をご紹介しましたが、今回はもう少し前の2018年のもの。
チームフローラフォトニクスの活動風景です。
こちらは何やら着物の着付けをしています。
2018年、フローラの2人の男子は青少年の水の国際大会に
日本代表として出場が決定。夏休み返上で発表や質疑対応の
練習をしていました。しかし頭の中にある不安は
発表だけではありませんでした。それが着物の着付け。
フォーマルな会場では伝統衣装で参加するのが通例らしく
男子なので羽織袴を着なければならないのです。
着方を教えてくださっているのは当時の国語の先生。
2人だけで着ることができるよう、お互い着付けを学んでいるのです。
もちろん2人とも初めて。さぞかし困っているだろうと心配していましたが
実際はそんなことはありません。ちょうどいい気分転換になっているようで
楽しく取り組んでいたのを覚えています。
また当時のフローラには2人の女子メンバーがいて
そのうち1人がなぜか着付けに詳しく、
先生と一緒に男子をサポートしていました。
農業高校の夏といえば暑い圃場での栽培管理実習が定番ですが
たまにはこんな夏もいいものです。
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非日常を楽しむ

2021年08月08日 | 研究
こちらでは女子2人が着物の着付けを練習しています。
チームは先ほどの男子と同じフローラですが、こちらは2012年。
東日本大震災から1年たった8月。同じ夏の日のひとコマです。
この年、フローラは初めて水の国際大会で
ストックホルムに渡航することになりました。
参加するのは男子1名と女子2名の3名。
やはり式典には伝統衣装で参加するのが慣例のため
夏休みの間、5回ほどですが着付け教室が行われていました。
しかし振袖は大人でも着るのが面倒。時間もかかります。
果たして着方を覚えることができるのかとても心配でした。
嬉しいことにこの年は地元の着付け教室の先生が
ボランティアで指導してくださいました。
2018年の男子の場合は、素人の国語の先生が教えてくださったので
お互いああでもない、こうでもないとワイワイガヤガヤでしたが
着付けのプロがいざ指導するとなるとまったく雰囲気が変わります。
いい加減に覚えてもらっては困るので厳しい指導が待っていました。
そんなこともあって着付け教室が終わると女子はクタクタ。
2018年の男子とは大違い。後日発表練習よりも大変だったと話していました。
2人とも成人式前なので振袖は持っておらず、
1人は姉から、もう1人は母親のものを借りたそうですが
一足早い振袖姿にきっとご家族も喜ばれたのではないでしょうか。
非日常を楽しめた頃の思い出です。
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変わらぬ風景

2021年08月07日 | 研究
土肥実験室の机上にあるのは簡易な水質分析装置。
そして奥の窓際に設置されているのはアルミホイルに包まれた水槽。
いつも見慣れた光景ですが、なんとこれはちょうど1年前のもの。
実は昨年、トレジャーハンターズが世界での発表にトライしていた頃、
環境班の4名のJr.は2手に分かれ、水質浄化と塩害抑制研究、
そして先輩の製作した三和土の改良に取り組んでいました。
これらの装置は水質浄化研究に取り組んでいる女子のもの。
名農は1年生の終わりに、2年生で始まる課題研究で
活動したい研究班の希望調査をとりますが
その際、彼女たちは嬉しいことに環境班を選んでくれました。
1年生の時に取り組んできた研究は、せっかくだからと正式メンバーになっても継続。
その結果、1年たった今でもタイムスリップでもしたように
まったく同じ風景が土肥室で見られるのです。
課題研究はこの春始まったばかりですが、彼女の研究はすでに2年目。
新人ながら上級生並みのデータを揃えています。
先日、まとめに挑戦しましたが、昨年取り組んだこともあり
思った以上に内容を十分理解していてびっくり。
秋の発表会が楽しみです。
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神様お願い

2021年08月07日 | 研究
これは先輩トレジャーハンターズ 。ちょうど1年前の夏の様子です。
水の国際大会に出場することになった彼らは
英語によるスピーチの練習を何度も繰り返していました。
ツッコミ、ボケこそありませんでしたが交互に話すスタイルはまるで漫才。
水の大会でのグランプリ受賞も「M1グランプリ」とからかわれていました。
さて環境班は、先代のフローラ時代から毎年夏休みは
校外で開催されるビッグイベントに参加するのがルーティン。
先日写真を整理したら、夏休みは出校日数が少ない割に
県外で楽しそうに発表している様子が他の季節よりかなり多いのです。
東京で開催されるボランティアの全国交流大会、
夏休みから9月に各地で開催される学会や大学主催の発表会、
さらに神戸で行われるオリジナル観光プランを競う大会への出場は定番。
毎年繰り返される研究班の恒例行事でした。
しかし昨年はそれが一変。このように国際大会に出場したため
写真の量は多いのですが、学校内のものしかありません。
代名詞であり、みんなの憧れだった県外遠征が
コロナの影響で失われてしまったことは環境班にとって大ダメージでした。
さらに2021年は少し落ち着くだろうと思っていましたが大誤算。
名古屋に遠征するはずの夏休みの計画もご破算となりました。
心配なのがメンバーのモチベーション。
トレジャーハンターズは2年時に全国を飛び歩く楽しい経験をしたので
モチベーションの維持やチームワーク作りに役立ちましたが
現在2年生のフローラハンターズは最初から遠征自粛。
努力しても結果がオンラインだけだと、なかなか達成感を得にくいようです。
コロナの収束をチームの守護神である女神フローラに祈るしかありません。
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