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花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

人工環境下でも緑育心は育つか?

2015年10月09日 | 環境システム科
1週間ほど前、環境システム科の模擬農業法人で栽培している野菜の色が
薄くなっているという話題を紹介しました。
このままでは販売できないと考えた彼らは、放課後にもかかわらず
先生から対策を教えて頂き、すぐ試してみました。
解決の手だては微量要素の補充!
ほんの少し養液に加えただけなので、内心不安に思っていた彼らですが
1週間後、こんなにも葉が濃くなりました。
あらためて野菜のデリケートさ、微量要素の大切さを感じたようです。
これでひとまず安心です。
危機を回避できたのは、観察を通して発見したささいな変化を
大きな問題と捉え、すぐに対策を行った彼らの行動力にあります。
春は何も動けなかった彼らですが
野菜を育てているうちにしだいに行動できるようになってきました。
どうやらガラスによって自然界から隔離され、
太陽のかわりにLEDが輝く人工的な環境の中にも
緑育心は存在するようです!
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トップランナー

2015年10月09日 | 環境システム科
先日、環境システム科で開催された起業家講演会です。
県が主催の講演会で、起業で成功された県内の方を講師にお招きし、
そのお話をうかがうことができるというユニークなものです!
今回の講師は本校の希望が通って植物工場で成功した会社の社長さん。
お隣の町で起業され、県内初の完全密閉型の植物工場でレタスを栽培し
この地域のスーパーマーケットに出荷されているトップランナーです。
実際に栽培しているレタスを持参され、
具体的に起業の醍醐味を教えてくださいました。
植物工場といえば何だか難しい話のように思えますが
お話を聞いている環境システム科の3年生は
日頃から模擬農業法人を設立しては悪戦苦闘しながら
植物工場経営に取り組んでいます。
そのため、おそらく他の誰よりも共感できたはずです。
また講師の方も講演前には彼らが植物工場を管理しているところを
実際に見学され驚いていました。
近い将来、彼らが青森県の植物工場に
就職して活躍する日が来るかもしれません!


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卒業写真

2015年10月08日 | 学校
卒業する時、誰もが楽しみにしているのが卒業アルバム。
過ぎ去った高校生活が友人の笑顔とともに切り取られているからです。
先日、卒業アルバムに課題研究の活動風景をのせたいと写真屋さんが 来校されました。
チームはあいにく八戸駅にバイオエンジン回収のため出かけて不在でしたが
偶然帰ってきたところに出くわし、急遽撮影会となりました!
卒業アルバムといえば部活動や体育祭などが主役ですが
なぜか毎年、課題研究の風景も掲載されます。
それはなでしょうか?
名農では課題研究をなんと8単位も設定しています。
おそらく日本でも一番多い高校のひとつではないでしょうか。
さらに驚くのは、こんなにも時間が設定されているにもかかわらず
時間を持て余している班がどこにもなく、みんな生き生きと活動しているのです。
全国的に見ても極小高校の名農が全国と対等に渡り合えるのは、
名農生の可能性を信じて潤沢な活動時間を設定した名農の先見の明と
それに応えていきいきと取り組む名農生がいるからではないでしょうか。
名農にとって課題研究は農業教育の柱。
さすがは写真のプロ、見抜いているようです!
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オリジナルラベル作り

2015年10月08日 | 環境システム科
マーケティングの授業では
名農のトマトを使ってピューレを作っています。
極少量ですがピューレを作り販売することで
マーケティングの実際を学んでもらうのが目的です。
市場調査、事業プラン、製品開発、製造ときて
とうとう販売の時期を迎えました。
購入してもらうのは名農の先生方。
彼らの学習に協力してもらっています!
さて販売に欠かせないのがラベル。
販売を前に自分たちのオリジナルラベルを作りました。
参考にしたのがトマトで有名なカゴメのピューレ。
どんなものをラベルに記載しなければならないのかが
よくわかりとても勉強になりました!
必要事項がわかったら今度は実際にラベルを作るのですが
こちらは得意なようで自在にコンピュータで操っています。
なかには販売用のチラシを作っている人もいます。
普段あまり気に留めていないラベル。
じっくり読み込むと材料や保存法などが
記載されていてなかなか面白いものです。
さて問題です!
ケチャップやピューレは冷蔵保存、冷凍保存、はたまた常温保存?
みなさんはおわかりですか?
ぜひ調べてみてください。

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ミレーの晩鐘?

2015年10月07日 | 生物生産科
名久井岳を背景に畑で人々が立って何やら話しています。
ここは名農の第1農場。
収穫の準備でたくさんの先生方が来ているようです。
祈る人もなく決して似ているとはいえないのですが
校歌に出てくる「ミレーの晩鐘」の絵と
なぜか似たような雰囲気があります。
共通点を無理に探すと、この写真はサツマイモ畑。
ミレーの晩鐘はジャガイモ畑。
同じイモ畑が舞台です!
野菜や果物ではなく地味なイモという点が
ほのぼのとした感じになるのかもしれません。
名農には地域の小学生や幼稚園児が年間のべ数千名もやってきます。
子供たちの育てている農産物もまもなく収穫を迎えます。
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