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花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

四季咲きの遺伝子!

2015年10月17日 | 学校
何ともいえない色合いのバラが咲いています。
これはチャールストンという名前のバラです。
名前からいってアメリカ出身のように思えるのですが
実はフランスのメーカーが作出したものです。
バラといえば初夏に咲くのが一般的ですが
このバラは秋なのに咲いています!
このような性質を四季咲きといいます。
昔、ヨーロッパのバラは一季咲きでした。
ところが中国のノイバラなど
四季咲きのバラがヨーロッパに伝えられ
交配されることでヨーロッパにも四季咲きのバラ
「ラ・フランス」が1867年に誕生しました。
これはきわめて画期的なことで、
ラ・フランス以前のバラをオールドローズ、
ラ・フランスを含めこれ以降に作出されたバラを
モダンローズと呼ぶことになりました。
さてこのチャールストンはどちらでしょう。
作出は1963年、そして四季咲きであることから考えると
あきらかにモダンローズです。
花の色がどんどん変わっていくことでも有名なチャールストン。
古い品種ですが、一株あっても楽しいものです。
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色づかない秋

2015年10月16日 | 環境システム科
名農が誇る大型水耕温室。
春からずっとトマトが栽培されています。
環境システム科の2年生は
このトマトを使ってトマトピューレを製造し
それを販売することでマーケティングのノウハウを学んでいます!
9月に1度収穫して作ったピューレは、はっちで開催された
名農ファーマーズマーケットで完売しました。
しかしまだまだ瓶代を回収できていません。
そこで第2段を製造し、今度は名農祭で販売しようと計画しました。
ところが気温が低いのでしょうか、
はたまた日照不足なのか、ご覧の通り色がつきません。
製造できる日は限られているので
なんとかしたいのですが
こればっかりはうまくいかず、焦ってきました。
名農の秋が深まっています。
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修業の道

2015年10月16日 | 研究
先日、青森県の教育長さんを表敬訪問した2年生の代表ふたり。
緊張の時間が過ぎ、ほっとしたのもつかのま
今度は地元テレビ局のカメラが待ち構えていました。
テレビで見たことのあるアナウンサーを見つけたふたり、
初めてのテレビ取材に始まる前からもうドキドキしています!
質問に対して必死に言葉を見つけていますが
なかなかつながって出てきません。
まだまだ修業が足りないようです。
でも彼らのいいところは逃げ出さずに
一生懸命トライするところ。
きっと身につくまで時間がかかるタイプだと思います。
卒業するまでにはもっと肩の力を抜いて
自然体で話せるようになってほしいもの。
これからも修業が続きます。
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農業遺産?「三角乳穂」

2015年10月15日 | その他
乳穂と書いて「にお」とか「にほ」と呼びます。
におとは刈り取ったイネを円錐状に干すことをいいます。
稲穂を内側にして干すので雨が降っても
直接雨が穂に当たらないという利点があります!
イネの干し方は地方によって異なり、
このような形は青森県南部地方に多く見られ
三角乳穂と呼ばれています。
偶然ですが左側ができあがったもの、
右側は現在作ろうとしているもの があります。
出来上がった形を見てみると
なぜか左側だけが円錐状なのがわかります。
これには理由があります。
穂が内側にあるのですから、
乾燥させるには太陽の光を当てなければなりません。
全部円錐にしてしまっては光が入る場所がないのです。
したがって円錐じゃない右側の方角は南。
三角乳穂を見ただけで方角がわかるのです。
これは先人の素晴らしい知恵だといわれていますが
最近はコンバインで刈り取りと同時に脱穀するので
田んぼで干す必要がなくなり、この南部地方でも
乳穂を作れる人が激減しているといいます。
貴重な農業遺産が機械化で消えていく。
なんとも寂しいものです。
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安心してください。生えてますよ。

2015年10月15日 | 研究
このサンパチェンスをご覧下さい.

茎だけで葉がありません。
誰かが葉をむしっていたずらしたのでしょうか?
実はむしったのはチームの2年生。
サンパチェンスの二酸化炭素吸収量を測定していたのですが
実験後、葉面積を測るために葉をみんなとってしまったようです。
実験のためなのでしかたがありません。
しかしよく見ると茎の各節から幼い葉が顔を出しています。
安心してください。生えてますよ。
強いサンパチェンスは死んでいないのです。
寒さに弱いためこのままでは11月にもなると枯れてしまうと思いますが
おそらく温室で加温すると元気にまたもとの状態に戻るはずです。
温室には実験が終わったサンパチェンスがいっぱいあります。
しかしチームの温室は加温できません。
園芸科学科の温室の下にでも置いて
なんとか越冬させてあげたいものです。
なお今日は南部町のふれあい公園と福地中学校から
バイオエンジンを回収する予定。
寒い中、頑張ります。
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