花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

色黒のリンゴンベリー

2023年03月31日 | 学校
FLORAがストックホルムで開催された水の国際大会に出場した記念に
植えたリンゴンベリー。日本でいうコケモモです。
スウェーデンではジャムやミートボールなど肉料理に添えられて出てくるので
渡航したメンバーにとってはお馴染みの食材となりました。
北欧の野原には、ブルーベリーやリンゴンベリーなどが自生しているそうですが
実際に栽培してみると、実が小さいので収穫するのが大変。
きっととんでもない数の木々が自生しているのだと思います。
またスウェーデンでは、自生するベリー類やキノコ類は
どこの土地にあってもみんなのものらしく、誰がとってもいいのだそうです。
だから多くの山の恵みが身近な食材になっているのだと思います。
極寒でも耐えられるリンゴンベリー。先月、雪の中から1ヶ月半ぶりに現れました。
するとご覧の通り、きれいな葉が特徴的なのに、ずいぶん黒いではありませんか。
スキーに行っても雪焼けはしますが、あれはゲレンデの上だから。
このリンゴンベリーは雪の中に埋もれていたので、日焼けではありません。
ヒントになるのは、先日卒業したFLORA HUNTERSのメンバーが研究していた
露天風呂栽培や寒じめ栽培。ホウレンソウや小松菜が低温ストレスに遭遇すると
ポリフェノールを増やし、発生する活性酸素に対応します。
きっとリンゴンベリーも雪の中でポリフェノールを葉に増やし
耐えていたのではないでしょうか。
今年は桜の開花予報がどんどん早まり、2週間後には開花予定の青森県。
もちろんリンゴンベリーもブルーベリーもすっかり目覚めています。

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