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花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

FFN

2025年06月21日 | 学校
校門から校舎に続く坂道の途中にあるトピアリー。
斜体のアルファベットで「FFN」です。
これは名久井農業高校農業クラブの意味。
 Future Farmers of Japanならぬ
 Future Farmers of Nano(Nakui)です。
これを作ったのは確か2009年だったでしょうか。
当時の園芸科学科草花班と農業クラブ、
そして職員が連携して作りました。
当時は苗木でしたが、今はこんなに立派なトピアリーになりました。
このFFN、もうひとつ意味があります。
それは名久井岳。穏やかな名久井岳の稜線を象っています。
だから斜体文字なのです。
今、ショッキングピンクの花が咲き始めました。
明るい黄緑の葉にショッキングピンク。
坂道を登ってくる名農生に補色関係の元気になる配色で
もうひと頑張りと応援しています。
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初物七十五日

2025年06月17日 | 学校
初物七十五日という諺があります。
旬の初物を食べると寿命が七十五日も延びるという意味です。
このサクランボは名農の農園で収穫された初物。
佐藤錦の収穫にはまだ早いのですが、名農の初夏の味覚です。
でもこんな素敵な初物、ひとりで食べると罰が当たります。
そこで放課後練習しているFLORA HUNTERSに差し入れました。
さらにこの日はJr.の活動日。今年は県外からやってきたメンバーもいるので
さっそく食べてもらいました。みんなやはり初物。
FLORAみんなで寿命を延ばすことができました。
さて左側は南部町のさくらんぼ狩りのポスターですが
開幕は6月20日の金曜日とのこと。
残念ながら今年も豊作とはいえないようですが
きっと県内外から観光客がやってくるはずです。
ところで20日はFLORAが8年ぶりに農ク県大会に出場する日。
TEAM FLORA PHOTONICSは2017年までの9年間で何度も栄冠に輝きましたが
FLORA HUNTERSとしては初出場、まさに初物です。
のびのび楽しんできてほしいものです。
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陽のあたる坂道

2025年06月06日 | 学校
正門から眺めた今の名久井農業高校。
校舎は突き当たりの高台にあります。
そこまでは坂道。結構のぼるのが大変です。
でも大丈夫。豊かな緑を眺めながら歩けるからです。
真正面に見えているのがツツジ。
その姿がテーブルサンゴに似ていることから
FLORAはテーブルツツジと勝手に呼んでいます。
実は10年も前になるでしょうか。
ツツジはどこにでもあるこんもりとした樹形でした。
しかしそのおかげで前列のツツジは見えても
奥のツツジがよく見えないという欠点がありました。
するとどうでしょう。ある年、突然このような扁平に剪定されました。
しかしその後、数年間は上部に枝がないので
みっともない姿が続きました。
でも今はもう大丈夫。枝も生え揃って
花のテーブルとなりました。
陽のあたる坂道。四季の変化を楽しみながら歩きましょう。
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今は昔

2025年05月29日 | 学校
ここがどこかわかるでしょうか?
答えは熱帯植物温室。
バナナなどが栽培されていて、まるで植物園。
初めてみた時は農業高校ってすごいと感動したものです。
しかしこれを撮影したのは2010年。
TEAM FLORA PHOTONICSが結成されて、まだ1年もたっていない頃です。
確か温室の壁が石垣で着生ランも栽培されていました。
ところがその後、石油の高騰もあり維持できなくなり、ついに加温を中止。
園芸科、園芸科学科の先輩たちが大事にしていた施設が廃止になってしまいました。
現在はほとんどの熱帯植物が姿を消し、
ごく一部の生徒が実験場所にしています。
環境システム科が新設される際、この温室を取り壊し
その跡地に学科の施設を建築する案も出ましたが、壁は石垣で
さらに床が深く掘り込まれているので重機が入ることができず
解体するなら手作業。とんでもなくお金がかかるということで断念。
今も残っています。サクランボを栽培したら早く収穫できるかもしれません。
また昆虫などを飼育して子供たちに見せることも可能かも。
せっかく残っている施設。お荷物ではなく魅力ある施設として
再利用して地域に発信してはいかがでしょうか。
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果実の北上

2025年05月27日 | 学校
4月に剪定枝を鹿沼土に挿し木したイチジク。
土肥実験室で水を管理しながら放置すること既に1ヶ月経ちました。
現在はご覧のように葉が展開しています。
中には夏果をつけているものもあります。
チェックしてみると発芽率はなんと100%。
ここだけで50本以上の苗木が育っています。
しかし問題なのは発根。あまり暑いところに置くと
発芽はしますが、発根せず枯れてしまうという資料を見つけました。
そこでプラスチックコップをよく観察してみると
立派な根が出ています。全株確認できませんでしたが
なんとなくいい感じに育っているようです。
先日、下北地方でイチジク栽培を行おうと1000本もの挿し木に
取り組んでいる農家がニュースで紹介されていました。
それによると温室の中で育てるとのこと。
冬の厳しい下北なのでわかるような気がします。
FLORAが狙っているのは露地栽培。
奇跡的に温暖な南部町ならできると考えているからです。
温暖な地方の果物が北上し始めています。
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