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花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

花曇り

2020年04月24日 | その他
南部町のサクラがやっと咲き始めました。
確か青森市の今年の開花は20日。
やはり暖冬のため平年より5日ほど早いそうです。
しかし、このところ低気圧が頻繁に通過するため
雨や曇りが多く、なかなか青空の下のサクラを見ることができません。
さらに風が思ったより強く、散ってしまうのではないかと心配です。
さて南部町といえばご存知フルーツの里。
なかでもサクランボは県外からもお客様がやってくる町一番の観光資源でもあります。
町の産直センターはチェリーセンター、農村体験施設はチェリウス、
さらに名久井農業高校の向かいにはチェリー保育園と町中サクランボだらけ。
いかに力を入れているかがわかります。
みなさんお待ちかねのサクランボ祭りは6月下旬から7月中旬頃までで、
その間、観光サクランボ園は1時間食べ放題1000円で開放しています。
自分でハシゴに上り、いろいろな品種の味比べをするのは面白いのでぜひ体験してください。
ところでこのきれいなサクラにもサクランボが実るのでしょうか。
答えは微妙。確かにソメイヨシノにも実が付きますが1cmぐらいの小粒。
食べたことはありませんが、資料によると渋くて食べられないそうです。
私たちが食べているのは同じサクラでも「ミザクラ」という種類。
こちらは実が大きく甘いのが特徴です。
昨年、青森県をあげて育成した大粒サクランボ 「ジュノハート」がデビューしました。
ホームページがあるのでご覧ください。
コロナの影響で今年のサクランボ祭りがどうなるかわかりませんが
人がいなくても、そんなのおかまいなしでサクランボは実ります。
町の観光資源、どう販売していくのか気になります。
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今は昔

2020年04月22日 | その他
DTP(Desktop publishing、デスクトップパブリッシング)は
パソコンで書籍などの割り付け編集作業を行うことをいいます。
今では当たり前のことなので、このような言葉を耳にすることはありませんが
今から20年以上も前は画期的な技術革新でした。
学校では年間、さまざまな部署からいろいろな印刷物が発行されますが
その製作はプロの印刷業者。経費は年間何十万円から百万円を超えます。
いくらでも経費を抑えて生徒の活動費に回したい。
そう考えてかつてDTPに取り組んでいたことがあります。
この新聞紙大の巨大なフィルムは、その作業で作ったもの。
パソコンで編集したものを業者のセッターと呼ばれる機械で出力し、
製版する直前の版を作るのです。
これを抱えて印刷屋さんに発注するのですが、本来これは印刷屋さんの業務。
それを自分でやってしまうのですから、
印刷屋さんに大きな迷惑をかけますが、大幅に低コストになります。
確か最大、従来の約半額にも抑えられ驚いたことを覚えています。
しかし印刷物に欠かせない校正作業を自分でしなければならなく責任重大。
それでも自分の思うような印刷物を何の制約なく作れるのは
苦労以上に楽しいことでもありました。
現在、少子化により学校の生徒数は減少の一途です。
これは当然ながら学校予算の減少に繋がります。
それでも紙媒体の印刷物がまだ必要な現在の学校では
またこのようなDTPによるコスト削減技術があらためて注目されるかもしれません。
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えんぶりの季節

2020年02月14日 | その他
この地域には「えんぶり」という郷土芸能があります。
豊作を祈願して小正月に、田植えや稲刈りなどを模した踊りをするもので
北国の春の訪れを告げる風物詩です。
地元南部町のえんぶりは有名で、
名農生の中にも伝承して踊っている人がいます。
それとは違って、お隣の八戸市のえんぶりは
冬観光の目玉にしようと街をあげて県外にもPRに努めています。
そんな八戸市のえんぶりは毎年2月17日から20日ぐらいにかけて行われますが
それはどうしてなのかお分かりですか。これは旧暦の1月15日、
つまり旧暦の小正月に合わせているからです。
これは2019年、昨年の旧暦カレンダーですが
旧暦の1月15日が新暦の2月19日であることがわかります。
いつもはこれで良かったのですが、今年は違います。
ちょっとした事件が起きているのです。
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繭玉

2020年02月07日 | その他
地元の産直市場で懐かしいものを見つけました。
柱にくくられている木の枝、そう「繭玉」です。
これは豊作を祈願する全国各地にある風習で、
ミズキなどの木の枝先に丸めたお餅をつけて飾るものです。
一般的にはこれは蚕の繭をあらわしていますが、
地域によっては稲穂や果実にみたてるところもあります。
県南一の果樹や畑作の産地なのに蚕とはピンときませんが
昔はこの地域ではどの家庭でも養蚕業をしていました。
したがって今年も繭がとれますように、
さらに蚕の餌である桑がちゃんと育ちますようにと繭玉を飾ったのです。
最近、八戸市の加工品として桑茶が有名になりつつありますが
これも昔、この地域で営まれていた桑畑が今は耕作放棄地として荒れているため
それをお茶にすることで再生しようという取り組みのひとつです。
ではこの繭玉、飾るのはいつでしょう。
それは1月15日の小正月。農家の正月ともいわれ
各地に豊作祈願にかかわる伝統行事が盛んに行われます。
青森県では今年も神楽などが披露されたと新聞で取り上げられていました。
小正月をこのように新暦1月15日で祝う地域もありますが
いまだに旧暦で祝う地域もまだたくさんあります。
明日、1月8日は旧暦の1月15日。晴れると満月を見ることができます。
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治水工事

2020年02月01日 | その他
こちらも馬淵川。
同じ橋から今度は下流、つまり東側を眺めています。
夏はアユやウグイを釣る人をよく見ますが、今は冬。
人などいるはずがありません。
ところが何やら動いているものがあります。
それがショベルカー。休みなく河岸を掘っています。
馬淵川はゆったりと流れる大きな川ですが
豪雨の時はときどき氾濫します。
洪水対策の治水工事は川底を掘ること、
そして川幅を広げることの2つが基本。
きっとそんな対策を施しているのではないでしょうか。
さて馬淵川は白鳥が飛来する川。
暖冬のため、今年は早く旅立つかもしれません。



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