goo blog サービス終了のお知らせ 

花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

ネギ一家

2022年08月13日 | 
ニラのような野菜ですがニラではありません。
名前は「行者菜」。ニラと行者ニンニクの交配種です。
見た目はしっかりしたニラという感じですが、
行者ニンニクの風味もあることで注目されつつあります。
開発したのは宇都宮大学農学部。山形や北海道で主に栽培されていますが
この青森県でも栽培しているところがあります。
そういえばかつてフローラはネギとニラの交配種「ネギニラ」を栽培していました。
もちろん研究目的ではなく、文化祭でみなさんに紹介するためです。
こちらも見た目はニラ。ただ葉の断面がニラのように平たくなく
かといってネギのように丸いわけでもありません。
その中間である半月状。ちょっと珍しい野菜です。
ニラも行者ニンニクもネギもネギ属。
みんなこのネギ一族の中で交配されています。
ではネギ属には他にどんな野菜があるでしょう。
ニンニク、タマネギ、ラッキョウ、アサツキ、ワケギ、ノビル、リーキ、エシャロット。
確かにネギ、そしてニラというような姿形をしています。
ネギ属は食用でもありますが、薬用にもなる有用植物。
果樹と違って育種期間も短そうなので
野菜班のみなさん、チャレンジしてはいかがですか。
コメント

宝石箱

2022年07月25日 | 
ミドリ、オレンジ、赤。ずいぶんきれいな果実です。
これは南部町特産の「八助」。
小さなミカンぐらいの大きさがあります。
南部町はこの八助で梅干しを作るので
とにかく大きいことで有名です。
こんなに大きいのには理由があります。
なんと近年、ウメだと思っていた八助が
杏だったことが判明したのです。これなら納得。
でもこの事実を知ったウメ農家のみなさんは
さぞかし驚いたことでしょう。
しかしそれでも八助で梅干しを作り続ける南部町もやるもんです。
おかげで今は逆に大きな梅干しとして売り出しています。
さてウメといえば全国的にはなんといっても和歌山県。
なかでもみなべ町は全国の市町村別生産量で文句なしの1位。
まさに日本一のウメ「南高梅」の産地です。
では八助を特産とする南部町は全国で何位ぐらいだと思いますか。
なんと堂々の11位。和歌山や奈良など生産量全国上位の県の町を抑えて
全国のトップグループにいるではありませんか。さすがフルーツの里です。
サクランボの次はウメ。学校のすぐそばにある町産直センターには
採りたてのウメと加工品を求めてお客様が足を運んでいます。
コメント

大豊作

2022年07月23日 | 
フローラハンターズの本拠地である馴化温室脇のブルーベリー。
昨年は暑さと水不足で瀕死状態でしたが、今年はびっくりするほどの大豊作です。
ところがフローラは、授業がないので収穫できません。
このままではムクドリの餌になってしまいます。そこで強硬手段。
環境システム科2年生のビジネス系の授業で収穫してもらいました。
彼らはハツカダイコンを育てては販売し、そこで生まれた収益やコストの数字を使って
経営の勉強をしています。そんな彼らなので収穫を依頼したのです。
もちろんタダで差し上げるわけにはいきません。
なぜならフローラハンターズの予算で今年はピートモスを投入。
お金をかけているのです。そこでフローラは彼らが収穫するということもあり
格安卸価格で提供する契約を結びます。
そして彼らは、仕入れたブルーベリーに利益分を加えて販売しました。
「フルーツの里」の農業高校ですが、ブルーベリーを栽培しているのは
フローラハンターズだけ。珍しいうえワンコインという
手頃な価格設定なので皆さん飛びついてくださいます。
1回の収穫で大きなパックひとつ。現在まで3度収穫しています。
しかし木にはまだいっぱい実がついています。
今がちょうど食べごろ。収穫したものは冷凍にすると
長期保存できますが、夏休みに入ったのでもう収穫する人がいません。
食べ放題をしようにもお客様もいません。さて困りました。
コメント

みかんじゃなくてMIKAN

2022年07月15日 | 
先日、スーパーマーケットで温州みかんを見つけました。
もう「ハウスみかん」が出回っているのかと思い、手に取ってみると
驚くことにペルー産ではありませんか。
そこでちょっと調べてみました。
すると面白いことがわかってきました。
なんとこのみかんは日本人がペルーに開拓に入った際
苗を持ち込んだのだそうです。
つまりこれは正真正銘の温州みかんなのです。
ペルーは南米。南半球なので今は晩秋。
まさに収穫時期。旬のみかんということになります。
資料によるとペルーは雨が少ない国。
したがって必要な時だけに山の雪解け水をあたえるので
水分コントロールができるのだそうです。
食べてみましたが甘みも酸味もあり
日本のハウスみかんよりも美味しいではありませんか。
輸入が解禁されたのは2018年。これも知りませんでした。
さらに日本のハウスみかんよりも100円も安い価格設定。
ラベルにはMIKANの文字。いつの間にかおしゃれになりました。
「こたつでみかん」は冬の代名詞。
今後はクーラーの効いた部屋でみかんを食べることになるかもしれません。
本家のみかんと里帰りしたみかん。うまく棲み分けてほしいものです。
コメント

お蔵入り

2022年07月07日 | 
6月18日から開催されていた南部町のサクランボ狩り。
残念ながら本日をもって11日早く終了となります。
雨で果実が裂果したことなどが原因ですが、
農家はもちろん、県内外の楽しみにしていた人にとってはショックだと思います。
来年こそは豊作にしてくださいとお天道様に祈るばかりです。
さてここに不思議なサクランボがあります。
右が赤、左はなんと黄色です。
赤と黄色の実が同時に実るサクランボなんてありません。
そうです、これは2010年頃、TEAM FLORA PHOTONICSの女子たちが
先輩Apple Girlsの白いリンゴの栽培法を利用して作ったものです。
もちろん彼女たちが目指したのは白いサクランボ。
白いシリーズ第2段を狙ったのですが、
出来上がりは想像もしなかったきれいな黄色になりました。
困った顔の彼女たちですが、見守っていた大人には好印象。
なぜなら「黄色いサクランボ」という古いヒット曲を知っているからです。
世の中に黄色い実をつけるサクランボはありますが、
栽培が難しく生産量も少ないため、高値で取引されています。
この栽培法なら赤を黄色にできるし、年配の方には黄色いサクランボという
親しみやすさがあるため、受け入れられると考えられたからです。
また「幸せの黄色い○○」というものもあります。
結婚式の披露宴で出されるデザートに黄色と赤のサクランボを添えてもらうと
これまた縁起がいいし可愛いと話題になるはず。収穫時期は6月。
ジューンブライドにはぴったりだと女子メンバーならではの発想で
盛り上がりました。確かこの黄色いサクランボは地元のテレビでも紹介され
本格的に売り込もうかと思った翌年に東日本大震災。
全員サクラソウ救出に方向転換をしたので、このサクランボのアイデアはお蔵入り。
果樹班のみなさん、来年チャレンジしてみませんか。
コメント