★スキージャンプ団体
金 オーストリア
銀 ドイツ
銅 ノルウェー
★クロスカントリースキー女子チームスプリント
金 ドイツ(Evi Sachenbacher-Stehle、Claudia Nystad)
銀 スウェーデン(Charlotte Kalla、Anna Haag)
銅 ロシア(Irina Khazova、Natalia Korosteleva)
★クロスカントリースキー男子チームスプリント
金 ノルウェー(Oeystein Pettersen、Petter Northug)
銀 ドイツ(Tim Tscharnke、Axel Teichmann)
銅 ロシア(Nikolay Morilov、Alexey Petukhov)
★フィギュアスケートアイスダンス
金 Tessa Virtue/Scott Moir(カナダ)
銀 Meryl Davis/Charlie White(アメリカ)
銅 Oksana Domnina/Maxim Shabalin(ロシア)
☆アイスホッケー女子
[準決勝]
United States 9-1 Sweden
Canada 5-0 Finland
[7位8位決定戦]
China 3-1 Slovakia
[5位6位決定戦]
Switzerland 2-1 Russian Federation
☆カーリング男子
[Session 10]
France 2-9 Norway
Canada 7-2 United States
Germany 7-6 China
Switzerland 7-3 Sweden
[Session 11]
Germany 2-8 Great Britain
France 6-5 Denmark
China 11-5 United States
8-0 Canada
6-2 Norway
5-3 Great Britain, Switzerland
4-4 Sweden
4-5 Germany
3-5 France
2-6 China, Denmark
2-7 United States
☆カーリング女子
[Session 10]
Russian Federation 7-4 China
Japan 4-10 Switzerland
Sweden 2-6 Canada
Great Britain 8-9 Denmark
6-1 Canada
5-2 Sweden
5-3 China
4-3 Switzerland
3-4 Germany, Japan
3-5 Denmark, Great Britain, Russian Federation
2-5 United States
日本はスイスの前に完敗し、自力での準決勝進出の道は絶たれた。スイス戦では細かなミスが目立ち、精彩を欠いた内容となった。欧米のチームと比べ若い点が特徴だが、ここに来てそれが弱点のようにも見える。この試合は「経験不足」と指摘されても仕方がないだろう。勝ち負けにこだわりすぎるよりも、目先のひとつひとつのショットやスイーピングに集中し、溌剌と若さを感じさせるプレイをして欲しい。残り2試合、崖っ淵だがチーム青森らしさが見たい。
☆フリースタイルスキー男子アエリアル
12人が予選通過。中国3、カナダ3、ベラルーシ3、アメリカ2、スイス1人。ワールドカップランキング1位で1本目に最高点を出したベラルーシAnton Kushnir、トリノの金メダリスト中国の韓暁鵬は2本目に失敗し予選落ち。
◆12日目のスケジュール
[決勝種目]
スピードスケート男子10000m、バイアスロン女子4×6kmリレー、アルペンスキー男子大回転、ノルディック複合団体、フリースタイルスキー女子スキークロス
[その他の種目]
カーリング男子セッション12、カーリング女子セッション11,12、アイスホッケー男子プレイオフ(スイス-ベラルーシ、カナダ-ドイツ、チェコ-ラトヴィア、スロヴァキア-ノルウェー)、フィギュアスケート女子ショートプログラム、ボブスレー女子二人乗り
http://archive.mag2.com/0000102800/index.html
プルシェンコの演技に対するロシア側の不満について述べられている。9人のジャッジによって行われているが、プルシェンコへの採点が極端に低いジャッジが二人いて、そのせいで金メダルを逃したという主張を紹介している。
http://www.vancouver2010.com/ns/pdf/FSM010101C77B.pdf
確かにジャッジによる偏りは目に付くが、それがプルシェンコに限ったわけではないこともよく読めば分かるだろう。ジャッジは選手ごとにランダム順で掲載されているので、この表からはジャッジごとの選手別の比較は読み取れない。
ジャッジの構成はアメリカ、チェコ、ウクライナ、フランス、スロベニア、カナダ、ロシア、スイス、スロバキアだそうだが、北米二国のジャッジだけが本当に偏った採点を行ったという根拠は現在のところない。ロシアのジャッジが公正に採点したとも限らないわけだし。
どれほど公正に採点しようとしても人の目で行うことである以上完璧はありえない。過去の採点方式に比べれば遥かに改善されているが、当然限界はある。言い出せばキリがない話だとも言える。ただ今回のフリーの演技でプルシェンコが明らかにライザチェクを上回っていると思った人はそう多くないだろう。つまり、採点競技の曖昧さの範囲内に収まる事態である。
一方、プルシェンコの試合後の発言行動については批判の声が多い。ただプルシェンコの指摘を元に四回転ジャンプの採点基準の見直しなどに繋げられれば意味のある行為とみなすこともできる。トリノでの演技に遡ってルール変更を適用させようと言うのならともかく、今後については十分に考慮に値する指摘であることは確かだ。
スポーツのルールは不変のものではなく、状況に合わせて変えていくものだ。スキージャンプやノルディック複合でのルール改正で日本が不利益を被り、日本叩きのように感じている日本人もいるが、被害妄想に近い。例えば、ノルディック複合はV字ジャンプの普及によりジャンプの飛距離が伸びたためポイント計算の見直しは必要だった。もちろん、それによって不利益は生じたが、ジャンプだけで勝負が決まってしまう状況はどこかで正さなければならなかった。スキージャンプでも、小柄なアマンやマリシュが結果を残していることを考慮すると、ルール改正そのものよりそれに対応できなかった点にこそ問題があると言えるだろう。また、柔道でのタックル技禁止は日本人に有利なルール改正と言えるが、それはあまり告知されない。フィギュアスケートについても新採点方式は有利なルール改正だっただろう。
技術の向上、用具の進化、人気獲得などの理由でルールは常に変えていかねばならない。それはスポーツに限らない。ルール変更に右往左往するのではなく、積極的に変える側に立つ努力が必要だろう。プルシェンコの発言や行動の全てを支持するわけではないが、ルール変更へ向けたパフォーマンスとして今後どう波及していくのか注目したい。