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ライトノベル度診断

2010年02月01日 21時22分34秒 | ライトノベル
『ライトノベル★めった斬り!』に「あなたにもできる!ライトノベル度診断表」が掲載されている。作品のライトノベル度をチェックするというしろものだが、25項目にわたり、しかも判定がかなり微妙なものとなっている。例えば、マンガ系イラストとアニメ系イラストが別になっていてその違いは何?というものや、キャラが立っているかどうかという判断に困るもの、読者との共犯関係の有無など人によってかなり判定に差が出そうなものとなっている。更に、これは読みこんでいて初めて判定できるものであり、ブックガイド的にどうなの?と思わないでもない。

そこで、簡易版ライトノベル度診断を考えてみた。

■ライトノベルレーベルから出版されている。

■初出が文庫である。

■表紙イラストのメインがキャラクターである。

■表紙にイラストレーターの名前が載っている。

■上下巻などの表記ではなく、2巻3巻と巻数表記のシリーズとなっている(巻数が明示されていなくてもシリーズとなっているものも含む)。

■外伝・続編・スピンオフなど正規シリーズ外の作品が存在する。

■主人公の年齢が15~18歳である(明記されていない場合は大体で)。

■メインキャラクターの中に特殊な能力(リアルではありえないもの)を使えるキャラクターがいる。

■舞台がファンタジー・異世界・学園のいずれかである。

■著者はライトノベルレーベル出身である。

以上、10項目。実際に読まなくても、あらすじ紹介程度で分かる範囲内での診断になっているはず。

例えば、『バカとテストと召喚獣』の場合、「表紙にイラストレーターの名前が載っている」以外の項目が該当するので9点となる(巻数に.5が付いているものは外伝とみなす)。
『グイン・サーガ』は6点、”戯言”シリーズはやや微妙なところもあるが5点。何点以上がライトノベルという目安は難しいが、よりライトノベル的かどうかを見る指標といった感じだ。

続いて、Deep版ライトノベル度診断。Deepと言っても読んだら分かるレベルだけれど。

■SEXが描かれない(全くなし2点、ほのめかしたりがある1点)。

■カラー口絵、挿絵がある(各1点ずつ)。

■主人公の恋愛対象キャラクターが3名以上存在する(2点)。

■著者とイラストレーターのあとがきが必ずある(それぞれ1点ずつ)。

■一人称で書かれている(別視点があるものは1点、最初から最後まで完全一人称は2点、主人公の視点固定三人称で通している場合は1点)。

以上、5項目10点満点。簡易版との合計でより正確なライトノベル度診断となるはず(笑)。

『バカとテストと召喚獣』はDeep版では10点、合計19点となる(恋愛対象キャラに秀吉入れるのはデフォだよね?)。
『グイン・サーガ』はカラー口絵・挿絵・著者あとがきくらいで3点か。計9点。”戯言”シリーズはカラー口絵とイラストレーターのあとがきがないくらいなので8点(手元に本がないので間違ってる可能性もあり)。計13点。やはり合計すると、かなりそれっぽい感じになってくる。
異論反論はあるだろうし、曖昧さはどうしても出てくるけれど、分かりやすい診断材料にはなるんじゃないかな。