★アルペンスキー女子回転＠バンクーバー五輪

今日も霧にけぶる環境での試合。その中で安定したパフォーマンスを発揮したスーパー複合金メダリスト、ドイツのMaria Rieschが2冠目を手に入れた。1回目でトップに立ち、2回目も全体3位のタイムで2位とは0.43秒差、3位以下とは1秒以上の大差をつけた。
2位は1回目3位のオーストリアMarlies Schildが2回目にトップタイムを出して順位を上げた。3位には1回目2位のチェコSarka Zahrobskaがこの種目のスペシャリストとして表彰台に登った。

スウェーデンMaria Pietilae-Holmnerが4位、フランスSandrine Aubertが5位、フィンランドTanja Poutiainenが6位、オーストリアElisabeth Goerglは1回目22位から2回目2位のタイムで7位に入った。8位はイタリアNicole Gius。
アメリカLindsey Vonnは負傷をおして出場したが1回目にコースアウト。1回目4位につけたMaria Rieschの妹、ドイツのSusanne Rieschは2回目にコースアウトした。

金 Maria Riesch（ドイツ）
銀 Marlies Schild（オーストリア）
銅 Sarka Zahrobska（チェコ）

★スノーボード女子パラレル大回転＠バンクーバー五輪

ベスト8にはドイツとオーストリアから3人ずつ残ったが、決勝はオランダNicolien SauerbreijとロシアEkaterina Ilyukhinaの対決となった。Sauerbreijはワールドカップランキング1位のベテラン。片やIlyukhinaは22歳の新鋭。1本目はわずか0.02秒差でIlyukhina。2本目も接戦になったが最後はSauerbreijが0.23秒差で勝利した。

3位はドイツSelina Joergとの争いを制したオーストリアMarion Kreiner。5位ドイツAnke Karstens、6位オーストリアIna Meschik、7位オーストリアClaudia Riegler、8位ドイツAmelie Kober。
1/8ファイナルでは2人が最大の秒差である1.50からの逆転があった。準決勝でもIlyukhinaがKreinerを1.50秒差から逆転した。かなり荒れ気味のコースだったと言えるだろう。
日本勢は竹内智香が1/8ファイナル敗退。家根谷依里は予選1本目は竹内を上回るタイムだったが、2本目で大きく遅れて予選敗退。

金 Nicolien Sauerbreij（オランダ）
銀 Ekaterina Ilyukhina（ロシア）
銅 Marion Kreiner（オーストリア）

★バイアスロン男子4×7.5kmリレー＠バンクーバー五輪

雪の降りしきる厳しいコンディションで行われた男子リレー。その中で強さを発揮したのはやはりノルウェーだった。射撃のミスもこの天候の中では少ない7発。3走まではオーストリアと接戦だったが、アンカーのOle Einar Bjoerndalenが逃げ切った。オーストリアはアンカーのChristoph Sumannが伏射で外してペナルティコースを回ったためロシアにも抜かれた。しかし、ロシアのアンカーEvgeny Ustyugovも立射で3発外したことが響いて逆転され、3位に終わった。ロシアはそれまで射撃のミスが1発だけだっただけに悔やまれる。

4位スウェーデンは3走Mattias Nilsson、5位ドイツは2走Andreas Birnbacher、6位フランスも2走Vincent Defrasneがペナルティコース行き。この3チームは射撃のミスが順位を下げる結果となった。7位チェコは大崩れはなく4、5番手をキープしていたが、最後にやや遅れた。8位ウクライナはロシアと並んで射撃のミス4と最小。走力の弱さを射撃でカバーして入賞した。

金 ノルウェー（Halvard Hanevold／Tarjei Boe／Emil Hegle Svendsen／Ole Einar Bjoerndalen）
銀 オーストリア（Simon Eder／Daniel Mesotitsch／Dominik Landertinger／Christoph Sumann）
銅 ロシア（Ivan Tcherezov／Anton Shipulin／Maxim Tchoudov／Evgeny Ustyugov）